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 通達、業界ニュース
新聞を賑わすメタンハイドレート
 

平成24年10月30日

オホーツク海でメタンハイドレートが見つかったことが報道されています。

極めて浅い場所で見つかったことで、比較的容易に採掘できる可能性があるということです。

尖閣、竹島など領土問題が注目される中、その流れはオホーツク海にも及ぶのか、それはさておき、技術者としてはメタンハイドレートという話題に対しては理解しておきたいものです。

メタンハイドレートは石油代替エネルギーとして期待されている資源で、メタンガスと水からなる氷状固体物質です。

環境条件として低温・高圧中で存在する物質であり、自然界では水深500m以深の深海底下の堆積物中や永久凍土中に広く分布します。

メタンハイドレートは、1965年ロシア西シベリアの凍土地帯の天然ガス田で最初に報告され、その後アメリカにより、凍土地帯だけでなく、海底にも膨大な量が分布することが解明され注目されました。そしてこれ以降、世界各地の深海底で探査が行われるようになり、日本も1995年に調査に着手、日本近海でも、紀伊半島や四国沖の南海トラフの陸側斜面を中心に3万5000km2にも及ぶ広大な範囲に分布することが発見され、他の海域もあわせた賦存量は約6兆m3と試算されています。この量は日本の年間天然ガス使用量の100年以上分に相当します。

わが国では2001年7月に経済産業省によって「我が国におけるメタンハイドレート開発計画(2001年度から2018年度の18年間に及ぶ長期計画)」が策定されましたが、メタンハイドレートの安全かつ効率的な産出には、技術的・経済的課題が多く、商業生産のめどはたっていないのが現状です。また、メタンハイドレートは、温度や圧力の変化で容易に分解して地球温暖化効果の高いメタンを大量に放出する可能性もあり、その利用については慎重論もあります。

▽関連サイト

メタンハイドレート資源開発研究コンソーシアム(http://www.mh21japan.gr.jp/)

メタンハイドレート研究センター(http://unit.aist.go.jp/mhrc/)

 

日本海、オホーツク海にメタンハイドレート 研究チームが回収成功      H24.10.30
北見工大と明治大などの研究チームは29日、日本海やオホーツク海の海底で、天然ガスの成分を含む「メタンハイドレート」を発見、回収に成功したと発表した。調査が進む太平洋側に加え、日本海側にも広く分布している可能性があり、次世代の国産エネルギーとして期待が高まる。

研究チームの調査で、北海道網走市沖のオホーツク海と、秋田、山形、新潟、各県沖合の日本海の海底でメタンハイドレートを発見。極めて浅い場所で見つかったことで、比較的容易に採掘できる可能性があるという。島根県の沖にも存在を示すガスの柱を確認した。

日本海側では2004年に上越沖で発見されたが、太平洋側と埋蔵状態が異なるため、「採掘技術が確立されていないので、太平洋側を優先している」(資源エネルギー庁)。
研究チームは今後、調査範囲を広げ、埋蔵量などを調べる方針。明治大の松本良・特任教授は「メタンハイドレートへの期待が高まっており、研究成果を結集したい」と話した。

(FujiSankei)


 


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