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 シリーズコラム 「よろずIT・ネットワーク情報」 
【第18回】 安くても誤差数センチ?RTK-GNSSにチャレンジ!(その二)
 
今回は【第17回】 安くても誤差数センチ?RTK-GNSSにチャレンジ!の続きです。

(7)GNSS基板とアンテナをネットで注文する。

 前回ご紹介したヨーロッパにあるCSG ShopというGNSS専門のオンラインショップで

〇M8Tモジュール時計・SMAアンテナコネクタ・USB付き基板

UBLOX NEO-M8T TIME & RAW RECEIVER BOARD WITH SMA (RTK READY)
$74.99

を2個と、

〇GNSSアンテナ

HIGH PERFORMANCE ACTIVE GPS ANTENNA
$19.99

を2個、実際に注文してみました。



 支払いがpaypalなので少し面倒でしたが、送料がEMSで39.5$とヨーロッパからにしてはそれほど高くはなく、許容範囲内でした。 ただ、このCSG ShopというGNSS専門ネットショップのホームページにはどこにもショップの所在地等の記述がなく、Paypalの支払報告もAleksandrs Ivanovsへの$229.46 USDのお支払いが完了しました(詳細: csgrfeu@gmail.com)

とだけ記されており、EMSのトラッキングNo.の通知もなく、非常に怪しく、不安になったので、このショップの情報をほかでもいろいろ調べてみたところ、バルト三国のラトビアの業者であることが解り、日本でも多くの方がこのショップから基板等を取り寄せていることが解ってやっと安心しました。 結果として発注から約2週間後にラトビアから無事EMSで配達されてきました。 その際のインボイスの一部を下記に示します。


CSG Shopのインボイスの内容



ラトビアから届いたCSG ShopのEMSパッケージ



(8)定評のあるTallysmanの基準局用と移動局用アンテナを別業者に発注する。

 前述のCSG Shopでは、u-blox社のANN-MSという車載用アンテナ(19$/個)しかアンテナを売っていなかったので、定評のあるTallysmanというメーカーを取り扱っているdigikeyという最近急に有名になったネットパーツ販売サイトに以下の2種類のアンテナを1個ずつ発注しました。



Tallysman3740(40db:基準局用)
価格 \14,162 + 消費税(\1,000)



Tallysman2710(28db:移動局用)
価格 \10,862 + 消費税(\700)

 このdigikeyというネットパーツ販売サイトは今回初めて利用したのですが、驚いたことに約4日〜5日という速さ(UPS)で送られてきたのにもかかわらず、送料が一切かからなかったのです。 インボイスの発送元は米国なのに日本の国内消費税のみが加算されています。 どの様な仕組みでシッピングコスト無料を実現しているのか喜ばしくもあり、また不思議な感じがしました。少なくともTallysmanのGNSSアンテナに限ってはこのdigikeyというネットパーツ販売サイトは国内のどの業者よりも現時点では安く入手できることが解りました。


digikeyから届いたパッケージ


(9)RTKLIBのマニュアルをダウンロードし、印刷する。

 GNSSでRTKを行うソフトウェアRTKLIBのマニュアルをダウンロードします。
 RTKLIBの日本語訳されたマニュアルは2009年のVer2.2のものしかありませんが、十分役に立ちますからとりあえずダウンロードして印刷します。
 最新のRTKLIBはVer2.4.2ですが、英語版しかマニュアルがありませんが、とりあえずこれもダウンロードしておきます。

▽RTKLIBのマニュアルのサイト
http://www.rtklib.com/rtklib_document.htm


(10)基本設計を行う

 RTKLIBのマニュアル(Ver2.4.2)の22ページ〜26ページにかけて、いろいろな構成パターンのRTK方式が図示されています。 自分のやりたいRTKの方式がどのパターンなのかを決定します。
 私の場合は基準局を1個固定設置で作りインターネットで公開し、4Gモバイルで移動局側の座標をファイル出力したかったので、

(5)RTK-GPS/GNSS,input rover data from a serial port and input base station data via mobile phone Internet connection
に決定しました。


パターン(5)のRTKタイプ(RTKLIBのマニュアル(Ver2.4.2)より)

(11)基準局用マシンと移動局マシンのOSとハードウェアを決定する。

 RTKLIBを動かす為には、WINDOWSマシンか、Linuxの走るARMコンピュータ(Raspberry PI等)が必要です。 基準局又は移動局をどのOSにするか?また、デスクトップ型にするかノートPCにするか、Raspberry PIの様なコンパクトなボード型にするかを決定します。

(12)基準局と移動局用マシンを準備する。

 (11)で決定したハードウェアを準備し、それぞれのマシンに適当なOSをインストールします。

今回はここまでとし、次回から実際のインストール作業に移ります。

 
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