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新刊案内「歴史的大規模土砂災害地点を歩く」著者:井上公夫

 発行:丸 源 書 店  2018年6月20日 第1版1冊発行(B5判,オールカラー,264p.)

 

 雲仙普賢岳は,1990〜95年の噴火前には,1791〜92年に寛政噴火を起こした(コラム7).噴火最末期の1792年5月21日夜の四月朔地震によって,眉山が大規模な山体崩壊を起こした.崩壊土砂は流れ山を形成して,島原城下町南部と付近の農村を埋め尽くしただけでなく,有明海に飛び込み,大津波を発生させた.このため,多くの住民が生き埋めとなり,島原半島の沿岸や有明海対岸では,死者・行方不明者1万5000人にもたっした.このため,この土砂災害は「島原大変肥後迷惑」と呼ばれている.
表紙の図は沿岸海域地形図(1998)の上に1998年撮影の写真を判読し,立体表現した鳥瞰図で,寛政四年の噴火と眉山の山体崩壊,平成噴火の状況が表現されている.災害前の海岸線(緑色線)と比べて,現在の海岸線は眉山の山体崩壊の流れ山(ピンク色で表示)の流出によって,1kmも前に出ている.北部には古い流れ山があり,島原城はその上に築城された.
 本書では,筆者の今までの調査・研究結果から,日本各地で起こった歴史的大規模土砂災害の事例を紹介し,地域住民が激甚な被災に対応し,どのように復興に努力してきたかを説明する。

 − 砂防関係,市町村の防災関係の方におすすめします −
 

 推薦の辞 

 本書は,井上公夫氏が東京都立大学理学部地理学科の卒論から,36年間の日本工営株式会社,12年間の一般財団法人砂防フロンティア整備推進機構の期間を通して調査・研究されてきたことをもとに書かれた,「歴史的大規模土砂災害地点を歩く」というシリーズ・コラムの30回分をまとめて出版されたもので,発生年月日と発生場所の特定できた災害事例が紹介されている.
 コラムの連載は、土木情報サービス「いさぼうネット」というWebsiteを使って,一般向けに発信されてきた.通常の印刷物ではなく,このようなプロバイダーを使った試みは,防災関係者だけでなく,一般の読者にも新しい情報活動として受け入れられている.
 本書の目的は,「過去の災害に学び・生かす」ことである.このシリーズ・コラムは,関心のあるところから読み始めればよい.筆者は1993年に,「地形発達史からみた大規模土砂移動に関する研究」で,京都大学で学位を取得された.防災地形・砂防の調査・研究だけでなく,災害の背景となった地域の歴史を市町村史や既往文献,旧版地形図や米軍の写真などによって把握し,大規模土砂災害の事例調査をつづけている.また,筆者が実際に現地調査を行い,調査・研究された図,表,写真が数多く挿入されている.
 筆者は,中央防災会議の「災害教訓の継承に関する専門調査会」の小委員会で,報告書を分担執筆され,そこでまとめられた大規模土砂災害の事例も数多く紹介されている.
 本書と「いさぼうネット」を合わせて閲覧すると,さらに理解が進むであろう.市町村の防災関係者や一般の方々にも,本書を片手に歴史的な大規模土砂災害地点を訪ねてみることをおすすめする.
平成30年5月  
京都大学名誉教授
    水山 高久

 目次 

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ご注文(予約販売)について  

井上公夫著 『歴史的大規模土砂災害地点を歩く』 
発行所 : 丸源書店   2018年6月20日 第1版1冊発行(B5判,オールカラー,264p.)
定価:6,480円(税込) 
著者割引(いさぼうネットの読者を含む)20%OFFにて,5,184円(税込)

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