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知取気亭主人の四方山話
 

『ペットも同じ!』

 

2015年2月18日

私は生まれてこの方、ペットというものを飼った事がない。犬も猫も、である。小学生時代に小鳥のメジロを飼ったことはあるものの、数週間でモズにやられて死んでしまい、ペットを飼ったというには程遠い経験だ。また、スズメの幼鳥を巣から獲ってきて鳥籠に入れ、入口の柵を開けたまま建物の屋根に置いていたところ、暫くするうちに巣立っていったらしいこともあるが、しょせん子供の遊びで、今でいう“ペットを可愛がる”などという意識は全くなかった。

ただ、飼ったことは全くないにも拘らず、犬猫に嫌われた経験は意外と豊富だ。いたずら盛りの頃に、野良猫をかまっていて引っ掻かれたこともある。今、猫を観察していると、彼らは余程の事がない限り、人に牙をむき、爪を立てる事はほとんどないから、余程やんちゃなことをしたのだろう。つい最近、孫息子もご近所の飼い猫に腕を咬まれたのだが、嫌がる猫の顔を触ったからだ。ひもに繋がれたその猫でさえ、ほとんどの場合、ある程度近づくと猫の方から逃げて行く。そんな様子を見ていても分かるように、猫の場合は人に危害を加えることはほとんどない。それがどうやら普通の事らしい。ところが、犬は違う。大きな声で吠えるし、時には咬みつくこともある。

私も、これまでに3度、咬まれたことがある。最初は小学生の3、4年の頃だったと思う。1学年上の遊び友達の家で飼っていたスピッツに、足、確か“太もも辺り”を思い切り咬まれ、大泣きした記憶がかすかにある。しかし、随分前の事ゆえ、なぜ咬まれたのか、当時の状況を詳細には覚えていない。特にひどいイタズラをした記憶もない。わずかに残った記憶に依れば、5、6人の友達と一緒に遊んでいて、理由も分からず突然咬まれたのだ。子供の事だから、犬にとって耐え難い事をしたのかも知れない。

2回目と3回目は、大人になってからで、2回とも家内の実家で飼っていた犬だ。2回目は雄のマルチーズだった。よく吠える犬で、家内の家に遊びに行く度に吠えられていた。何度顔を合わせてもダメで、挙句の果てに、彼の許容範囲以内に入ってしまったのか、“もも”をガブリとやられた。怪しいやつだと思ったに違いない。そういう意味では、良き番犬だったのかも知れない(?)。

3回目は、2回目の犯犬マルチーズが死んでしばらく経ってからだった。犬の種類は定かでないが、マルチーズの代わりに、と飼われた雌犬だった。スピッツぐらいの大きさの犬で、たまに家内の実家にいくとは、よく一緒に遊んでいた。口の中に手を入れ甘咬みをして遊ぶことが多かったのだが、その日に限って本気に咬んできた。それまでに2回も咬まれているのに懲りもせず、である。喜んでいるとばかり思ってかまっていたのが、彼女にしたら度を越したのかもしれない。それとも、虫の居所が悪かったのだろうか。それにしても、3回も咬まれるとは、我ながら呆れたものである。

しかも、3回も咬まれると普通はトラウマになりそうなものだが、記憶力の無さが幸いしているのか、咬まれた後も犬嫌いにはなっていない。今でも、犬のいるお宅にお邪魔した時など、撫でたりしてよく遊んでいる。それでも幸いなことに、3回目を最後にそれ以降、咬まれたことは一度もない。ところで、咬まれるというのは、咬んだ犬に問題があるのか、それとも咬まれた私の方に問題があるのか、どちらなのだろうか。或いは、両方に原因があるのだろうか。私にすれば、咬まれる犬と咬まれない犬がいるという事は、どうやら犬の方に問題がありそうである。2回目と3回目の被害などは、まさにそうだろう。そんな疑念を裏付けるような調査を環境省が進めているらしい。情報源は、ウェブ版ニュースだ。

2月5日のウェブ版毎日新聞ニュースに、「子犬の販売:生後何日から?親離れ早いと問題行動も」(http://mainichi.jp/select/news/20150205k0000e040161000c.html)のタイトルの記事が載った。ペットショップでの子犬や子猫の販売に関し、生後何日まで親と一緒に飼育されるべきか、環境省がそんな調査をしているのだという。早く親から引き離された犬は、「咬み癖」や「吠え癖」といった問題行動を起こしやすく、飼い主の飼育放棄に繋がりかねない、というのが理由らしい。捨てられるペットの増加や、私の様な咬みつき被害者のことも懸念しているのだろう。

それに関して、環境省自然環境局は、「動物の愛護と適切な管理 人と動物の共生をめざして」(http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/pickup/animal.html)と名付けられたサイトを設け、「犬猫を販売されている業者の方へ」と題したメッセージを載せている。その中で、「幼齢個体の販売制限について」として、次のように述べている。同サイトから転載する。

出生後45日を経過しない犬及び猫の販売並びに販売のための展示・引渡しは禁止されています。(繁殖を行っている犬猫等販売業者に限ります。)
※平成28年8月31日までは45日、それ以降法に定める日までの間は49日が規制の対象になります。  

こんな決めがあるとは知らなかったが、上記の「出生後45日」は、2013年9月に施行された「改正動物愛護管理法」で、「出生後56日」に規定されたという。ところが、今は、それまでの移行期間らしい。そこで、「出生後56日」の実施をいつするのか、その根拠を示すため環境省が調査している、という訳である。欧米の法律では、「出生後56日」としている例が多いという。ネットからの情報ばかりで申し訳ないが、犬と人の年齢を比較した「犬 人 年齢比較(対照)表 ドッグ・イヤー」というサイト(http://watchan.net/private/dogage.html)に依れば、犬の生後2ヶ月は人の3歳に相当するのだという。だとすれば、やはり親子離れ離れは可愛そうだ。人であれば尚更なのだが…。


 犬猫でさえそうなのだから、ましてや…


【文責:知取気亭主人】

  
 

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