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知取気亭主人の四方山話
 

『春を見つけよう、春を写そう』

 

2016年3月30日

我が家には、ほぼ毎週、週末にやって来る少し手のかかる天使がいる。私達夫婦や次女が“会いたいオーラ”を発すると、有り難いことに意外と簡単に願いは叶い、向こうからやって来てくれる。近くに住む、5歳、3歳、10ヶ月の孫達である。はたから見ると天使に振り回されているのだが、オーラを出している我々は、喜々としてそれを受け入れている。ジジ、ババの運動不足解消にも役立っているからだ。

末の孫娘はまだ歩くことは叶わないが、上の二人は、よちよち歩きを始めた頃から外に連れ出していたこともあって、外で遊ぶことが大好きだ。26日、27日の両日も、春の陽気に誘われて、裏山のスポーツ公園に行ってきた。丁度手頃な斜面があり、滑り台ならぬ“草滑り”を楽しんできた。孫たちは言うまでもないが、私も嫁も次女も、童心に帰り、久しぶりに満喫させてもらった。やはり、外で体を動かすのは気持ちが良い。そんなご機嫌の孫達だが、やがて“わがまま天使”に変身する瞬間がやって来る。そう、どんなに楽しくても、帰りの時間がやって来るのだ。26日もそうだった。

二人はまだ遊び足りない様子だったのだが、大人の体力が心細くなってきたのと、腹も減ってきたこともあって、昼食を理由に帰ることにした。しかし、天使は遊びの天才だけあって、遊びを切り上げるのが大の苦手だ。あの口この口で言い含め、やっと車に乗せた。車には乗ってくれたのだが、いったん車を降りると、もう遊びモード全開だ。我が家で昼食を済ませ帰る時間が来ても、「まだ帰らない、遊んでいきたい」と駄々をこねる。特に、月曜日(28日)から年長さんになる5歳の孫娘は、なかなか素直に帰ろうとしない。やっと、下の二人とは別に、私と散歩しながら帰ることで交渉は成立した。散歩といっても、ごくありふれた、ジジと孫が手をつないで歩くものではない。孫娘はスライダーと呼ばれる、ペダルなし、補助輪なしの幼児用自転車に乗り、私がそれを追いかけ、時々小走りに付いて行く変則スタイルだ。でも、彼女はこれが大好きなのである。

そうと決まれば、先程までの“わがまま天使”はどこへやら、もう喜々としている。そして、自転車に乗りながら、私にカメラを持って来いという。カメラを持ってくると、「お散歩しながら春を見つけよう、春を写そう!」と可愛らしいことを言う。どうやら、保育園の先生の口真似をしているらしい。そんな可愛らしい口調に、「可愛いもんだな」と思っていると、歩き始めたばかりなのに、「春見〜つけた。おじいちゃんカメラ貸して!」と言いながら、お隣の石垣のところで自転車を止めた。暫く前から咲いていた、お隣の沈丁花に気が付いたらしい。

私の手からカメラを受け取ると、一丁前の格好で構え、ファインダーを覗いている。見ていると、小さな手で上手いことカメラを操作している。本人はすっかりカメラマン気取りだ。画像をチェックすると、出来栄えもなかなかだ。そうこうして、孫娘の家に着くまでの凡そ30分、私と代わる代わる春を写していった。5歳にしては上々の出来栄えだ。そこで、二人が見つけ、写した春を是非紹介したい。ここに紹介する花の前に☆印が付いているのが、孫娘の作品だ。それでは、5歳の天使が見つけた春をご堪能あれ!  


☆ジンチョウゲ
☆ジンチョウゲ
☆スイセン
☆スイセン
☆タンポポ
☆タンポポ
☆ハナニラ
☆ハナニラ
☆ヒメオドリコソウ
☆ヒメオドリコソウ
☆ツバキ
☆ツバキ
マンサク
サンシュユ
☆ヒメリュウキンカ
☆ヒメリュウキンカ
ヒイラギ
ヒイラギ
デージー
デージー
ニオイスイセン
ニオイスイセン
オオイヌノフグリ
オオイヌノフグリ
フキ
フキ
クリスマスローズ
クリスマスローズ
シンビジウム
シンビジウム
シンビジウム
シンビジウム
   

【文責:知取気亭主人】

  
 

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