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知取気亭主人の四方山話
 

『今どきの電化製品』

 

2017年6月7日

今年の年明け早々に、携帯電話をガラケイからスマートフォンに切り替えた。スマートフォンが世界を席巻しているこのご時世、世間一般からすれば、「エッ、やっと?」と言われそうだ。しかも、使い慣れたガラケイにまだ未練があって、「私のたっての希望で…」というよりは、むしろ「今の時代これでなければダメです!」と強く押されての切り替えだ。ところが、使ってみるとこれが思いのほか便利で、今ではスケジュール管理など、大事なデータが結構入っている。ただ、多機能すぎて、“使いこなす”という域には全然達していない。恐らく、持っている機能の1割も使っていないだろう。加えて、IDやらパスワードやら、管理しなければいけないセキュリティーコードが多く、とても覚えきれないでいる。

パソコンやクレジットカードなど、他にも覚えておかなければならないセキュリティーコードがたくさんあって、しかも「同じものを使わないように!」との注意喚起があるから、それに素直に従うと、セキュリティーコードはどんどん増えていく。それでなくて記憶容量が減ってきているのに、今回のスマートフォン切り替えでまた増えた。購入した時のパンフレットにそうしたコードを覚え書きするところがあって、忘れたときのために用心はしているのだが、ほぼ100%それを見ないと思い出せないでいる。セキュリティーコードをメモした物をいつも携帯してれば事足りるのだが、“覚えているという錯覚”が半分、“面倒くさい”が半分あって、いつもメモは持ち歩かない。結局、毎度パンフレットをめくることになる。そして、めくる度に実感する後半の“面倒くさい”が、スマートフォン以外の、多機能化した今どきの電化製品をも少しずつ敬遠させている。

そう、いつの頃からか、今どきの多機能電化製品を使いこなすのが面倒くさくなってきているのだ。取扱説明書を読むのが億劫になってきたのと、使うことが少ないというのが、大きな要因だ。説明書に書かれた文字が小さくて目が疲れる、という問題もあるのだが、多機能になってきたおかげで使いこなす為の説明書きが多過ぎ、気が急く者にとっては“うっとうしい”のが実情だ。使う必要に迫られれば覚えるのだろうが、「取り敢えず基本機能さえ使えれば良い」という私の様な面倒くさがり屋にとっては、至れり尽くせりの今どきの電化製品は“豚に真珠”である。

多くの人がそうだと思うのだが、私は、それまで使っていた電化製品を新しい物に買い替えた場合、取扱説明書は殆ど読まない。勿論、組み立てや電気コードの接続など、使用できるまでに必要な最低限の説明書は確認するが、ボタン操作やリモコン操作などは、端から分かるものだと高を括っている。ところがどっこい、今どきの電化製品は毎年新製品が出てきて、どんどん多機能・高機能化している。5年も経つと、以前の知識では使いこなせないこともしばしばだ。ましてや、たまにしか使わない電化製品だと、どんどん置いてきぼりされることになる。我が家では、ビデオデッキが既にそうなっている。

孫たちが遊びに来ると、アンパンマンなど録画した幼児向け番組を観たがるのだが、私のところには殆どリモコンを持ってこない。最初のうちは持ってきていたのだが、「ごめんよ、お爺ちゃん良く分からない!」と言っているうちに、持ってこなくなった。「テレビは余り見せたくない」と思っていたから、操作できないことにしていたのだが、使わないうちに本当に操作に惑うことが多くなってしまった。勿論、基本操作など良く使う機能は全く問題ないのだが、滅多に使わない機能は、今では家内と娘にお任せしてしまっている。覚える必要性を感じていないし、第一面倒くさいからなのだが、情けない話である。最新の電化製品だと、もっとそうだ。

先日、娘とオーブンレンジを買いに行ったのだが、その機能の多さに驚いてしまった。電子レンジは日本酒を燗する時以外使わない私にとって、展示されている商品の「あれができます、これもできます」と書かれた扉の絵を見るだけで、「ああ、これは私が扱ってはいけない電化製品だな!」と思ってしまう。料理をしないことが覚える気のしない最大の理由だ、と承知はしているのだが、家内のスーパーマン並みの家事能力(スーパーウーマンと呼ぶべきか)に、おんぶに抱っこを決め込んでいる。これでは、使いこなせる筈もない。

しかし、最新の電気機器といえども、一般庶民なら誰でも使いこなせるようにできていて、そんなに面倒な操作は必要ない筈だ。したがって、使ってみれば意外と簡単な筈なのだが、最近の私は“面倒くさい”が先立って、手に取ることもしない。4歳と6歳の孫が、教えもしないのに器用にスマートフォンを操る様子を見ていると、「興味を持って取り敢えず使ってみる」が如何に大事か良く分かる。

「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」ではないが、ここは孫に負けじと頑張ってみることにしよう。取り敢えず、目の前のスマートフォンを使いこなす事だ。せめて、機能の2割は制覇したいものである。

【文責:知取気亭主人】

  

ジャガイモの花。やがて沢山の実を付ける。

ジャガイモの花。やがて沢山の実を付ける。 

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