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知取気亭主人の四方山話
 

『働き方改革、とは言うけれど…』

 

2018年1月10日

新年が明け、早くも2週目に入った。新しい年のあらゆる活動が、いよいよ本格的に始動し始めている。多くの職場で仕事始めとなった4日には、正月三が日の静かさが嘘のように金沢市内の交通量も増え、昨日までのお屠蘇気分はどこへやら、一気に日常に引き戻されてしまった。同じ日、日本経済の指標とも言える東京株式市場の日経平均株価は、金沢の交通量の増え方と同様に、昨年の終値に比べ741円もの急激な値上がりでスタートを切った。今年一年、いやいや一年と言わずこの先ずっと、この株価のように日本経済が堅調に推移してくれることを祈るばかりである。

しかし、そうした思いは誰しも抱いているとは思うが、未来永劫堅調であるというのはあり得ない。しかも、今の世界は、経済格差がこれまで以上に広がっていて、各地でそれに起因する問題を抱え、混沌とするばかりだ。先行きがハッキリと見通せないでいる。日本も同じで、経済格差は広がるばかりだ。その上、我が国の直ぐそばでは、世界の懸案事項である北朝鮮問題がくすぶり続けている。どう解決されるのだろうか。そうしたことを考えると、世界も日本もこの先どうなっていくのか、不安は払拭できないでいる。

そんな中、経済関連団体の賀詞交換が各地で行われ、団体代表者の今年の抱負が語られていた。テレビニュースを見る限り、堅調に推移している日本経済からくる自信なのか、明るい話が多かった。金沢市で行われた賀詞交歓会のニュースでも晴れやかな顔で元気の良い話が報じられていたが、働き方改革断行を決意表明する経営者が目を引いた。「働き方改革」は昨年来の政府の一大方針なのだが、具体的にどう対処してくのか、なかなか難しい。最終的な目的は時間当たりの生産性の向上である、と理解はしているのだが、響きの良い「働き方改革」の言葉だけが躍っている様な気がしてならない。

でも、どうしたら生産性を向上させることができるのだろうか。基本的には、これまでのやり方を見直したうえで、技術を向上させたり便利なツールを使用したりして、業務改善に取り組むのだと思う。しかし、そうした努力は、どの企業でも多かれ少なかれやってきた。それでも生産性が足りないということは、これまでの改善や改革が中途半端だったのかもしれない。とは言うものの、具体的にどうしたらよいのか、正解が示されている訳ではない。各人・各企業が真剣に考え、自分達に合ったやり方を見つけ、それに向かって行動していくしかない。

では、真剣に考え行動するためにはどうすべきなのだろうか。個人的には、その答えは「好きこそものの上手なれ」の諺にある、と思っている。好きな事は、他人から見て相当きつい試練でも耐えられるものだ。それは、「もっと上手くなりたい」との思いが誰よりも強いからだ。そうした思いの強さは、改善への意欲に繋がっていく。そうだとすると、今の仕事を好きになることが最低限必要だということになる。もう少し言い方を変えると、「今の仕事を楽しむ」ということである。

それでは、子供の「何故、何故?」よろしく、もう少し掘り下げて、その今の仕事を楽しむためにはどうすべきなのだろうか。いろいろな方法があるのだと思うが、楽しむための最善の方法は、興味を持つこと、そして目標を定めそれを達成する成功体験を重ねることだ、と思っている。それは、子供を見れば良く分かる。

子供の健やかで健全な成長は、幼児の頃から始まっていて、「親や大人の真似をしてそれができると褒められる、褒められるとまた真似をする」、そうしたほんの些細な成功体験が励みになっているのだ。次への意欲も湧いてくる。意欲が湧けば、“もっともっと”と目標は高くなる。そうした積み重ねが、個人や組織を高みに運んでくれるのだ。

5日の北陸中日新聞に、第一生命保険の調査による「大人になったらなりたい職業ランキング」が載っていた。それが下の表だが、こうしたなりたい職業に就くことが企業の、ひいては日本の生産性を高めることに繋がるのだと思う。勿論、なりたい職業は成長とともに変わっていく。それでも構わない。必要なのは、なりたい職業を見つけることだ。そうして就いた職業であれば、生産性向上への努力はきっと惜しまないだろう。

ただ、既に職業人になっている人は、今の立場で如何に仕事を楽しむかが問われている。楽しむために興味を持ち目標を定める、そして目標達成に向かって努力する。達成して次の目標を定める。「その繰り返しが楽しむための極意である」と思っているのだが、如何だろう?

大人になったらなりたい職業ランキング

【文責:知取気亭主人】

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