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斜面樹林化協会

◆概要


斜面樹林化工法とは・・・・ 
 裸地斜面に、播種工で導入した自生種の樹木により、自然環境を復元し、法面・斜面の安定化を図る工法です。裸地斜面は、一般に次のような 植生遷移をたどり樹林へと変化していきます。 

【緑化の開始ステージの違いと植生遷移(吉田原図)】 

法面保護工に用いられる緑化工は、この植生遷移を短縮・加速しようとするものです。たとえば、草本種を用いた法面緑化工は、多年草の段階からスタートさせようとするものです。しかし、このとき、植生基盤の丈夫さによっては、ねらい通りにいかない場合が少なくありません。 たとえば、基盤が侵食・流亡しやすいものであれば、植生が衰退して地山そのものの侵食・崩壊にいたることがあります。その逆の場合には、草本種が半永久的に繁茂し続け、樹林への遷移が止まることもあります。

私たちは、このような問題を解決するため、施工地の条件に合わせて初期緑化目標を構成する植物のタネをバランスよく配合し、これらの種子と品質保持材とパッケージした配合調整種子(レミディシーズ)を現場に搬送するシステムを採用しています。そして、このレミディシーズと樹木の生育に適した基盤を組み合わせた斜面樹林化工法により、植生遷移がかなり進んだステージから緑化をスタートさせることができ、自然環境の早期回復を図ることができます。

  

 播種木は、立地環境に応じて生育する性質があり、根が岩などの割れ目に侵入し側根も長く伸びます。 また、隣同士の木の根が絡み合いますのでネット状になって岩や土を保持します。
 
播種木の隣木同士の根系との絡み合い(ネット状効果)

側面

平面

東京農業大学 福永講師 提供

 一方、植栽木は、次の写真で分かるように、硬質土壌では、植え穴から外には根を伸ばさない傾向があります。


植栽木

播種木

※数字は土壌硬度(mm)信州大学 山寺教授 提供

  

 木本植物は草本植物に比べて発芽や生育が大変遅い特徴があります。
 このような木本植物をしっかり成立させるためには、草本植物が木本植物を覆い隠してしまわないように、施工後1〜2年は全体の植被率を低く保つ必要があります。そのため施工後の1〜2年は生育基盤が直接雨滴を受けることになるので、造成する基盤は雨などによって流亡・侵食されることのない丈夫なものでなければなりません。斜面樹林化工法の基盤材は、施工1日目から相当な耐侵食性を有しますが、1週間後にはきわめて大きな耐侵食性を発揮し、降雨強度100mm/hrの雨に対しても、流失土量は26.3g/m2と少量です。
表 施工後の降雨による流失土量
施工後の降雨による流失土量
  

斜面樹林化工法で使用するツリーキーパーは、木本植物の導入を効率よく行うため肥料成分の溶出量を調整した緩効性肥料です。草本植物の初期生育を抑制し木本植物の根糸の伸長を促す効果があるので被圧による枯死等がなく、木本植物を確実に導入することができます。 外来草本の生育抑制効果

肥料の違いによるトールフェスクの成長比較
 
肥料の違いによる初期成育状況の比較

▲木本導入専科Tree Keeper使用区

▲緩効性窒素入り化成肥料使用区


木本導入専科Tree Keeperの水中溶出曲線


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斜面樹林化技術協会 事務局

〒105-0014 東京都港区芝2丁目14番5号(東興建設株式会社内)  TEL:03-6845-1526  FAX:03-3456-8752

  

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