法面保護工経済性の検討(施工単価概算比較)

切り土法面保護工として、下記のモデルケースによるコスト評価

 切り土勾配1:0.8直高7m(SL9m程度)

土質条件:軟岩

ケース

崩落予想深さ

対策工法

概算単価
m2

備考

コスト

表土安定処理 吹き付け植生保護工(厚層 3cm) 4,300  
崩壊深さ
0.5m以内
法枠F200(枠間隔1.2m)+厚層3cm 20,200 法枠設計指針  100
2' 法枠F200(枠間隔1.5m)+厚層3cm 15,600 参考図1 77
崩壊深さ
1.0m以内
法枠F300(枠間隔2.0m)+厚層3cm 18,900 参考図2 100
法枠F200(枠間隔2.0m)+ロックボルト1.5m+厚層3cm 18,000 参考図3 95
支圧板F800+法枠F200+ロックボルト1.5m+厚層3cm 20,100 参考図4 106
単独支圧板F800+ロックボルト1.5m+厚層3cm 13,100 参考図5 69
崩壊深さ
1.5m以内
法枠F300(枠間隔2.0m)+ロックボルト2.0m+厚層3cm 23,900 参考図6 100
支圧板(F800)+法枠F200+ロックボルト2.0m+厚層3cm 21,100 参考図4参照 88
単独支圧板(F800)+ロックボルト2.0m+厚層3cm 14,100 参考図5参照 59
10 崩壊深さ
2.0m程度
法枠F300(枠間隔2.0m)+ロックボルト2.5m+厚層3cm 24,900 参考図6参照 100
11 支圧板(F800)+法枠F200+ロックボルト2.5m+厚層3cm 22,100 参考図4参照 89
上記比較表から、法面崩壊を抑止する機能と施工コストからの推奨工法
1. 表士崩落のみの抑止は、厚層基材等による植生保護工法が選定される。(ケース1)
2. 崩壊深さが50cm以内の法面崩壊を抑止する場合は、法枠F200+植生保護工法が選定
される。(ケース2')
3. 崩壊深さが100cm以内の法面崩壊を抑止する場合は、法枠F200+ロックボルト+植生保護工
が1次選定され、施工中の法面崩壊を抑止する場合は、支圧板ロックボルト工
法が選定される。(ケース4、ケース5、ケース6)
4. 崩壊深さが150cm程度の法面崩壊を抑止する場合は、施工コスト及び施工中の安全管理
から支圧板ロックボルト工法が選定される。(ケース8、ケース9)
5. 崩壊深さが200cm程度以上の法面崩壊を抑止する場合は、施工コスト及び施工中の安全
管理から支圧板ロックボルト工法(ロックボルト+支圧板+法枠F200+植生保護工)
が選定される。(ケース11)
小崩落が予想される法面においては、法枠間隔を1.5m程度まで拡幅したケース2'の法枠工法で対処し、100cm程度以上の崩落深さが想定される法面においては、ロックボルト併用の法枠工法及びフレーム断面を縮小化できる支圧板ロックボルト工法がコスト面・施工の安全性から有利となる。

  

Copyright(C) 2002- ISABOU.NET All rights reserved.