現地で亀裂、節理、地層を計り、データ入力をする現地には様々な方向・傾斜の亀裂や節理があります。先ずはそれをスケッチし、クリノメータで走向・傾斜を計測します。
計った走向・傾斜を、DIPS(rocsciense社製)に入力します。DIPSは平射投影法解析を簡単に作成、解析、出力できるプログラムで、現場調査した節理データから節理群の情報を得て、岩盤斜面で起きる転倒、平面、クサビ破壊の可能性を評価します。 |
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平面破壊・トップリング破壊を解析する
クサビ破壊を解析する |
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■クサビ破壊の判定手法
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基本的にクサビ破壊も、平面破壊の判定法とよく似ています。ただしDaylight Envelope領域は必要ではありません。節理2面の組み合わせによりクサビが形成され、1面で判定できる平面破壊とは異なるのです。ただし節理2面の交線と斜面の関係では類似の判定を行うことができます。交線が φi < φf の時 クサビ破壊の可能性があると解釈します。そしてその角度がφi > 内部摩擦角φ の時がクサビ破壊が物理的に発生する可能性が高いと判定します。 ■クサビ破壊の判定例
どうですか。データが多い場合など効率的にわかりやすい解析ができるのではないでしょうか。 |
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