紫外線と指紋は天敵
|
DVDは永久保管か? |
|
「DVDはビデオテープと違って、伸びたり摩耗したりすることはない。データもデジタル記録だから永久保存が可能」。そう思っている人はいないだろうか。しかし、それは幻想に過ぎない。保存環境によっては、ほんの数カ月でデータが消失してしまうこともあります。
重要なデータの保管や納品物など、半永久的に保存したい大事なデータをDVDに残すつもりなら、保存環境に十分注意する必要があります。 |
|
紫外線でデータが消える |
|
各種DVDディスクの中で最もよく使われている、DVD-Rの記録材料は有機色素です。金属ではないのです。このため紫外線に弱く、長時間直射日光を当てると化学変化を起こしてしまいます。 未使用のディスクと、使用後5カ月間窓際に放置したディスクを比較すると記録面の色が異なってきます。そして色が変わってしまったディスクはまったく認識されません。紫外線に弱いのは、DVD‐Rと同じく有機色素を材料とするDVD+RやDVD+RDLも同様ということになります。 一方、書き換え型のDVD‐RW、DVD+RW、DVDRAMは相変化記録であり、材料は金属です。このため紫外線の影響を受けません。しかし、基板はプラスチック製のため熱には弱く、例えば炎天下の車内に放置したりすれば、基板が曲がってしまう可能性があります。 |
|
キズ、ほこり、指紋は御法度 |
|
ディスクを落としたり、キズを付けたりするのはご法度です。ホコリや指紋もよくありません。 DVDをケースから取り出すときやドライブに挿入する際、ディスクの記録面、特に外周部分にうっかり触れて指紋が付くことがあります。この指紋がエラーを起こす原因になるのです。 ここで、指紋をティッシュやハンカチで拭くのは間違いです。ティッシュやハンカチであっても硬すぎて、ディスク表面に細かいキズを作ってしまい被害を拡大する危険性があるからです。指紋を拭き取るのなら、大手量販店などでも扱っている専用のクリーニングキットがベスト。是非会社に装備しておきましょう。
|
|
ちょっと高いが・・・ハードコートのDVD |
|
ちょっと高いが頑丈な特殊コートを施したDVDディスクもあります。代表的なのがTDKの「超硬」シリーズです。ディスク表面の硬度は通常ディスクのなんと約100倍もあります。これは表面に特殊コーティングを施しているためで、さらに「UVプロテクト基板」を用いることで、紫外線に対する耐性も通常の3倍に強化されているようです。 超硬シリーズはDVD‐Rのほか、DVD+RやDVD‐RWもあります(DVD+Rはデータ用のみ)。また、日立マクセルはDVD‐R、日本ビクターはDVD-RWで類似の製品を販売しています。 ではお値段はということですが、価格はDVD-Rで1枚500円程度と確かに割高です。しかしデータが消失するリスクを少しでも減らしたいのなら、決して高い買い物ではないでしょう。
|
|
Copyright(C) 2002- ISABOU.NET All rights reserved. |