建設業界で、幅広く使われている『積算資料』からのお知らせです。
『積算資料』は、一般社団法人経済調査会が発行しており、建設資材に関わる単価、物価動向、工事費等が掲載されています。
建設業界で、設計、施工をする際には、必ず目にしたことがあるのではないでしょうか。
近年では、経済動向以外にも、技術の特集を掲載しており、読み物としても有用な資料となっております。
いさぼうネットも、微力ながら協力をさせていただいております。
その経済調査会の『積算資料』ですが、この度、『積算資料 特別編集版「斜面防災特集」』(非売品)が出されました。
「特集 斜面防災」として巻頭には、下記の寄稿文が掲載されており、維持管理、設計、提案に対して、最新の動向、課題等が紹介されています。
■「既設吹付法面の点検・診断について」
国立研究開発法人土木研究所 地質・地盤研究グループ土質・振動チーム
主任研究員 加藤 俊二
<おすすめキーワード>
道路土工構造物点検要領、機能と現状、亀裂の評価のポイント、土木研究所、
簡便かつ定量的に土砂化、空洞化の状態の把握、測量用ピンポール、山中式土壌硬度計
■「『落石対策便覧』の主な改訂内容」
いさぼうネット事務局 高森 秀次
<おすすめキーワード>
落石対策便覧、予防工にロープ伏せ工、覆式落石防護網、
落石防護土堤工に補強土壁工法追加、性能設計の枠組み、実験による検証
■「法面緑化の現状と課題 〜生物多様性保全等法面緑化の目的に対応した地域区分設定、市場単価構成の見直しについて〜」
特定非営利活動法人 日本緑化工協会 理事長 中野 裕司
<おすすめキーワード>
自然公園法面緑化指針、外来牧草使用特例、法面緑化に係る諸問題、
今後の法面緑化の方向性
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さらに、技術製品一覧として、斜面・法面対策工法が、各工法の目的・特徴をわかりやすく掲載してあります。 工法比較の下資料としても、有用ではないでしょうか。
また上記資料の掲載記事を読み学習することは、土木学会、建設コンサルタンツ協会等の度の「自己学習」に該当します。
業務で利用しながら、CPDの取得もできるという、まさに一石二鳥です。(単位の取得等については、申請する各団体でご確認ください。)