現場から戻ったら、まず写真整理。
「この写真、どこで撮ったっけ?」
「起点はここだったはずだけど……」
「調査票の作成が終わらない。」
多くの災害調査現場では、多くの技術者が昼は現地調査、夜は帳票作成に追われる日々を経験しました。調査箇所の位置確認、写真整理、資料作成、情報共有。災害対応では、一つひとつの作業は小さくても、その積み重ねが大きな負担となります。
五大開発(株)では、こうした災害対応の現場で得られた経験をもとに「フォーマップVer.3」の開発を進めるとともに、災害調査における具体的な活用方法をまとめた「フォーマップ 災害活用ガイド」を公開しました。
今回公開したガイドでは、災害発生時の調査業務を実際の流れに沿って解説しています。
- ・台帳や測量図面の準備現地調査で使用する位置図の作成
- ・フォーマップへの取り込み
- ・現地調査で使用する位置図の作成
- ・現在位置の確認
- ・登録図面と地図の切り替え
- ・写真撮影
- ・起終点や被災箇所の記録
- ・写真コメントや現地メモの入力
- ・OneDriveを利用したクラウド共有
- ・現場と事務所のリアルタイム連携
- ・TEC-FORCE様式調査票の出力
- ・写真位置図の作成
- ・写真台帳の作成
発災時に「何を準備し、どのような手順で調査を進めるのか」をイメージできる実践的な内容となっています。
能登半島地震での災害対応を通じて、私たちは数多くの課題に直面しました。
- ・撮影位置が分からなくなる
- ・起終点の転記ミスが発生する
- ・被災箇所の写真位置図整理に時間がかかる
- ・現場と事務所の情報共有が難しい
- ・帰社後の写真整理や帳票作成が大きな負担になる
こうした現場の声をもとに、「フォーマップVer.3」では災害対応を支援する機能強化を進めてきました。
例えば、
- ・登録した台帳や測量図面を現地で表示
- ・写真位置と撮影方向を自動記録
- ・マップピンによる起終点管理
- ・写真コメント入力機能
- ・写真への直接メモ機能
- ・クラウドを活用した情報共有
- ・TEC-FORCE様式調査票への出力
など、実際の災害対応で「こうだったら良かった」を形にしています。
今回公開した活用ガイドは、こうした機能を災害調査でどのように活用できるかをまとめたものです。
ガイドの最後には、
- ・起終点管理の重要性
- ・現地調査用端末の必要性
- ・外業班と内業班の役割分担
など、実際の災害対応で得られた教訓も掲載しています。
平常時の備えが、発災時の初動対応を大きく左右します。ぜひ「フォーマップ 災害活用ガイド」をご活用いただき、次の災害への備えにお役立てください。
https://soft.godai.co.jp/soft/product/products/Formap/formapUserGuide.pdf
https://soft.godai.co.jp/soft/product/products/Formap/index.htm