ISOと公共事業 ミニ知識 |
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1. 実施の目的 |
1. |
ISO9001認証を取得した請負者の品質マネジメントシステムに基づく自主的な品質管理業務を活用して、受発注者双方において品質管理業務の効率化を図る。 |
2. |
監督業務の一部を請負者の検査記録の確認に置き換えることで、工事の品質確保と事業実施の一層の効率化を図る。 |
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2. 実施の対象 |
1. |
一般競争入札工事:重点監督工事を除く全工事
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2. |
公募型指名競争入札工事、工事希望型指名競争入札工事: 重点監督工事を除く発注予定工事件数の合計の1割以上を抽出したもの 上記の内以下の条件を満たす工事が対象 ・請負者がISO9001認証を取得している ・請負者の工事成績が全般的に良好である ・ISO9001活用工事とすることを請負者が希望し、発注者が承認したもの
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3. ISO9001活用工事と従来工事との比較 |
従来工事 |
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ISO活用工事 |
「指定材料の確認」「段階確認」「工事施工の立会い」 |
原則として、請負者が行う検査記録の確認に置き換える。 |
【ポイント】
監督業務の効率化の主旨から受発注者の監督業務に要する時間が従来の監督業務に比べて、効率化できるように実施します。
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【監督項目別の段階確認方法】
監督項目 |
段階確認方法 |
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通常の段階確認を実施すること |
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通常の段階確認を実施すること。ただし、試験矢板又は試験杭の施工以降の矢板及び杭の施工については、適当な時期に請負者の検査記録の一部を抽出して確認すること |
3. |
段階確認一覧の「確認の程度」の棚において「1回/1工事」、「1回/1構造物」等と定められている項目 | |
適当な時期に請負者の検査記録を確認すること |
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段階確認一覧に定める「確認の程度」の半分を頻度で通常の段階確認を実施すること |
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適切な時期に請負者の検査記録の一部を抽出して確認すること |
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