先日、弊社では電子入札システムを利用しているパソコンに、一般財団法人 日本建設情報総合センターが現在提供している「電子入札専用JRE」をインストールいたしました。
その理由は、Oracle社からJRE8のサポートを2019年1月末で終了することが発表されているためです。
電子入札システムは、Javaというプログラミング言語で開発されており、JREとは、電子入札システムなどのようにJavaで開発されたシステムを実行するために必要なプログラムになります。
しかし、JREの公式のサポートが終了すると、セキュリティに関して新たな脆弱性が発見されてもその対応がされません。
そのため、JREをインストールしているパソコンが今後、危険な状態に陥る可能性があります。
新しいバージョンとしてJRE11がありますが、電子入札システムの中にはJRE11での動作をサポートしていないシステムもございます。
その対応策として、一般財団法人 日本建設情報総合センターの「電子入札専用JREダウンロードサイト」では、サポート期限が延長された電子入札専用のJRE8が、2019年1月下旬から無償でダウンロードできるようになっています。
そこで今回は、「電子入札専用JREダウンロードサイト」から、電子入札専用JREのダウンロード方法についてご紹介いたします。
(1)ICカードとICカードリーダーの準備 |
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作業するために、ICカードとICカードリーダーを準備する必要があります。これは、普段電子入札を利用する際に使用しているもので大丈夫です。
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(2)ICカードから公開鍵証明書ファイルを抜き出す |
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次に、JREをダウンロードする前に電子証明書(ICカード)から公開鍵証明書ファイルを抜き出す作業を行います。公開鍵証明書ファイルは、JREをダウンロードする際に必要となります。
実際の作業につきましては、JREダウンロードサイトの「用意するもの・事前準備ページ」に公開鍵証明書ファイルを抜き出す作業の手順が認証局別に掲載されておりますので、そちらをご参照いただければ、特に問題なく抜き出すことができます。
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(3)電子入札専用JREのダウンロード |
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公開鍵証明書ファイルの抜き出しが完了いたしましたら、実際にJREのダウンロードを行います。JREダウンロードサイトの"STEP2:JREダウンロード"の見出しの下に書かれた「電子入札専用JREダウンロード」をクリックします。
クリックすると、「使用許諾画面」が開きますので、下記の手順で画面を操作していただきますと、JREのダウンロードをすることができます。
① 使用許諾・プライバシーポリシーを確認し、「同意する」をクリックします。
② 証明書アップロード画面で、ファイル選択をクリックし、(2)で抜き出した公開
鍵証明書ファイルを選択します。その後「確認」をクリックします。
B 確認画面で、ICカードに保存されている情報(会社名、所在地など)が表示されま
す。確認後、「ダウンロードJREの選択に進む」をクリックします。 ④ ダウンロードJRE選択で「JRE 8 update 191」を選択して、「ダウンロード」を
クリックします。クリックするとJREのダウンロードが開始されます。
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(4)JREのインストール |
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① (3)でダウンロードしたexeファイルをダブルクリックして、ファイルを実行し
ます。
② 「Javaセットアップ-ようこそ」が開きますので、「インストール」をクリック
し ます。 ③ 「ライセンス条項の変更」が表示されますので、「OK」をクリックします。クリッ クするとインストールが開始されます。
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弊社では、Windows7とWindows10の二つのOSに電子入札専用JREのインストールを行い、作業が無事に完了いたしました。また、普段利用している電子入札のサイトにも問題なく接続できました。
いさぼうネットをご利用いただいている皆さまの中には、入札参加の際に電子入札を利用されている方々も多いと思います。
まだ電子入札専用JREをインストールされていない方は、このページ及び電子入札専用JREダウンロードサイトの作業手順を参考にしてインストールされますことをおすすめします。
<参考ページ>
▽電子入札専用JREダウンロードサイト(一般財団法人 日本建設情報総合センター)
http://www.cals.jacic.or.jp/core-dl/index.html
▽電子調達システムのJRE・OS・ブラウザのサポート対象追加について
(電子調達システム 入札参加者ポータルサイト)
https://www.ep-bis.supercals.jp/PPIPublish/portal_accepter/040_news.html