この「技術者の疑問に答える地すべり・崩壊」は、
実に全27章からなります。
地すべりと崩壊の定義的な違いから発達史の違いを解説する前半。地すべり・崩壊の勾配比べや大きさ比べなど統計資料も豊富です。中盤には降雨や地震、また盛土・積雪荷重、切土・掘削、水没等の影響、さらには土地利用の変更に関する影響など、正に現場でよく問題となる技術者が知りたい話が満載です。そして後半は対策工から監視、ハザードの話と、これ1冊で、地すべりと崩壊の経験・理解が一気に深まる内容となっています。
今キーワードとなっている”豪雨”と”地震”に対して、地すべりと崩壊の考え方はどう違うのかなど、防災事業に関わっている技術者の、日常業務における疑問の確実な解決の糸口になります。
会社に1冊、興味の高い方は個人に1冊、是非入手されることをお勧めします。
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