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『ダム用PSアンカー設計施工マニュアル』
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ダム用PSアンカー設計施工マニュアル
ダム用アンカー検討委員会、ダム用PSアンカー設計施工マニュアル作成幹事会
1990年頃から欧米豪では、ダムの堤体や基礎岩盤の補強のために工期や工費の面で優れるPSアンカー工法が数多く採用され、その実績を背景に防食、削孔、計測等の設計・施工技術は格段の進歩を達成し、技術基準類の整備や改訂も進められてきました。
一方わが国では、斜面安定や法面保持を主目的とするグラウンドアンカーや建築地盤アンカーが主流であり、地盤の堅さ、耐用年数、アンカー配置、緊張力管理等の面で基本的に大きく相異しています。そこで海外技術成果に着目し、国内ダムへの適用を目指して2010年に「アンカー工法におけるダム堤体の補強工法に関する研究」(ダム技術センター発行)がまとめられました。当成果は、川俣ダムの岩盤PS工更新や千本ダムの堤体耐震補強に活用され、現在はダム用PSアンカーに関する設計、施工の資料および試験・計測データが多く蓄積された状況にあります。
今後についても、国内におけるダム再生・再開発事業の拡がりとともに、ダム用PSアンカーの「必要な補強が局所的に可能、貯水位低下が必要ない、嵩上げに対応容易」等の工期、工費だけでない優れた特徴が注目されており、ダムへの採用数は大きく増えるものと予想されます。
上記を背景に、今回刊行の「ダム用PSアンカー設計施工マニュアル」は編纂され、適用範囲をダム堤体と基礎岩盤に絞った上で、設計、施工、管理の全般に亘って記述されています。
ー目次構成ー(全190ページ)
第1章 適用
第2章 用語
第3章 材料
第4章 防食
第5章 設計
第6章 施工
第7章 荷重試験
第8章 管理
参考資料
特に特徴的であるのは、ロックアンカーの観点に立っていることであり、機材、防食仕様、アンカー対象物設計と一体となった設計・照査法、体系的緊張力管理、削孔等の施工法の細部、荷重試験、効果的な計測・点検・管理等について、最新の情報と豊富な設計施工事例でもって記述されています。
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