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お薦めの災害関連参考書籍

図書名 価格
(税込)
ISBN 発行所
日本の天然ダムと対応策 5,200円 978-4-7722-6110-4 古今書院
■概要

 日本の天然ダムはどうなっているのか。すべてが本書でわかる。河道閉塞と天然ダムの用語について,天然ダム事例の集計,新潟県中越地震(2004年)による天然ダム,岩手・宮城内陸地震(2008年)による天然ダム,百年前の豪雨(1911年)稗田山崩れと天然ダムの形成と決壊など,数多くの図表写真資料によって解説する。過去の天然ダム災害を紹介し,決壊過程をモデル化した流量推定方法や災害時の対応策など最新の動きを解説。

 「天然ダム」は学術的な呼び方です。テレビや新聞などでは,土砂ダム,土砂崩れダム,堰止め湖などと表現されています。海外では「landslide dams」と呼ばれています。
 

 
■目次
監修の言葉(京都大学大学院農学研究科教授 水山高久                  
第1章 『天然ダムと災害』(2002)以後の発生事例
 1.1 河道閉塞と天然ダムの用語について
 1.2 天然ダム事例の集計
 1.3 新潟県中越地震(2004)による天然ダム
 1.4 宮崎県耳川(2005)の豪雨による天然ダム
 1.5 岩手・宮城内陸地震(2008)による天然ダム
コラム1 寺田寅彦『天災は忘れられたる頃来る』
第2章 2002年以後に判明した主な天然ダム災害
 2.1 八ヶ岳大月川岩屑なだれによる天然ダムの形成(887)と決壊
 2.2 宝永南海地震(1707)による仁淀川中流の天然ダム 
 2.3 宝永東南海地震(1707)による富士川・下部湯之奥の天然ダム 
 2.4 信州小谷地震(1714)による姫川・岩戸山の天然ダム
 2.5 豪雨(1757)による梓川上流・トバタ崩れと天然ダム
 2.6 浅間山天明噴火(1783)時の天明泥流による吾妻川の狭窄部における天然ダム形成・決壊 
 2.7 寛政西津軽地震(1793)による追良瀬川上流の天然ダムと決壊
 2.8 山形県真室川町大沢地すべりによる河道閉塞(1877)
 2.9 十津川水害時(1889)の和歌山県側の天然ダム
 2.10 富士川支流・大柳川における天然ダムの形成と災害対策
 2.11 豪雨(1911)後の稗田山崩れと天然ダムの形成と決壊
 2.12 豪雨(1914)による安倍川中流・蕨野の河道閉塞と静岡市街地の災害
 コラム2 自然災害などを題材とした小説のアンケート結果
第3章 天然ダムの決壊過程と決壊時流量の推定(森俊勇)
 3.1 解析モデル(LADOFモデル)の構築
 3.2 実際に発生した天然ダム決壊事例へのLADOFモデルの適用・検証
 3.2.1 徳島県那賀川流域の高磯山
 3.2.2 側岸侵食を考慮した天然ダム決壊シミュレ−ション(芋川における試算例)
 3.2.3 宮崎県耳川流域の野々原地区の天然ダムにおける検証
 3.2.4 燐接する島戸地区における天然ダムの想定と,その形状の相違による洪水流量の算定
 3.2.5 中国四川省唐家山(Tangjiashan)の天然ダムへの適用
 3.2.6 水理模型実験による天然ダムの越流決壊状況
 3.3  LADOFモデルの応用例
 3.3.1 LADOFモデルを活用した天然ダムのリスク分析
 3.3.2 岩手・宮城内陸地震により形成された湯浜地区の天然ダムへの応用
第4章 天然ダム形成時の対応策(坂口哲夫)
 4.1 実災害時の対応
 4.1.1 新潟県中越地震(2004)
 4.1.2 岩手宮城内陸地震(2008)
 4.2 大規模土砂災害危機管理計画
 4.3 天然ダム対応マニュアル
 4.4 天然ダム対応の防災訓練
 参考文献・引用文献
 『地震砂防』目次
 『天然ダムと災害』目次
 あとがき
 
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