今回は業務で使える、特に忙しい年度末に役に立ちそうなWindowsの中に入っている無料のソフトを紹介します。
■「数式入力パネル」(Windows7以上)
「数式入力パネル」は、Windows7以上のWindowsアクセサリに入っています。
このソフトは正に名前のまま、数式を入れると清書してくれるソフトです。
EXCELやWORDでも数式が書けますが、これはいたって簡単です。
マウスでも十分使えますが、本当はペンマウスで試してみたいところです。
【「数式入力パネル」数式表示画面】
下の黄色背景部にマウスで手書きすると、上の白色背景部に数式が表示される。
■「Snipping Tool」(Windows7以上)
次は、「Snipping Tool」です。Windows7以上のWindowsアクセサリに入っています。
これは、キャプチャソフトで、表示されている画面を簡単に画像ファイルとして保存するソフトです。
囲ったままの領域を、EXCELやWORDなどにそのまま貼り付けたり、画像ファイルとして保存し利用することができます。
【「Snipping Tool」:キャプチャー後画面】
前記の白色背景部の数式をキャプチャーした状態。この状態から、
EXCELやWORDなどへの”貼り付け”や、画像として保存が可能。
▽Snipping Tool を使ってスクリーン ショットをキャプチャする(Microsoft)
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/13776/windows-use-snipping-tool-to-capture-screenshots
■「ペイント3D」(Windows10)
「ペイント3D」は、2017年4月のWindows10 メジャーアップデート「Creators Update」で追加されたソフトです。
この「ペイント3D」には、非常に簡単に写真の切り抜きが出来る “マジック選択” 機能が搭載されています。
写真の中から人物や建物など特定の被写体だけを切り出す機能なのですが、「ペイント3D」は、この切り出し後の背景までも自動で描画してくれます。
切り出し作業はもちろん、これまでは別途写真編集ソフトを使用し時間を費やしていた切り出し後の背景描画作業が、この “マジック選択”機能 を使うと、
より簡単に時間も短縮することができます。
【「ペイント3D」画面】
先ず写真を表示。写真左下の人物を切り出してみる。
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↓
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選択した領域の切り出し完了。切り出した元の位置には、自動で背景が描画されている。
切り出した画像は、"ステッカー"機能で 他の画像に貼ることもできる。
■「3D Builder」(Windows10)
「3D Builder」は、Windows10のWindowsアクセサリに入っている簡易的な3Dモデリングソフト(パソコンで3Dプリント用データを作るソフト)です。
このソフトは、3Dの部品が用意されており、これらパーツを組み合わせて3Dのモデリングデータが簡単に作成できます。
作成したデータは、3Dプリンターで印刷が可能です。3Dプリンターを持っていない場合は、オンライン注文で印刷することが可能です。
ここでは、写真データを読み込み、どのように表示されるかを試してみました。
この写真データ(JPGファイル)を「3D Builder」で表示してみる。
↓
【「3D Builder」画面】 自動で3D化表示された状態。
本来は、3Dプリンターで印刷する
ためのソフトですが、通常の写真に簡単に立体感を持たせることができるので、出来上がった画像を切り取って報告書に使用するなどの使い方も良いかもしれません。
以上、どれもWindowsに入っている無料のソフトです。ぜひお試しください。