設計単価の動向

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　『いさぼう技術ニュース』　　　　<http://isabou.net/>　　平成15年5月13日号

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　　　　　　　　　　　　　　　★　設計単価の動向　★

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　平成15年度設計業務委託等技術者単価が公開されています。

　ご存知とは思いますが、また下がりました。

　我々技術者にとって、対価が下がるということは、我々の価値も下がるということで

当然、気持ちいいものではないです。昨年度からどれだけ下がったのでしょう。

職種にもよりますが、３～５％低下したようです。

　「随分下がったなぁ」「まだ下がるのかなぁ」「もうこれでトータルいくら下がったの

かなぁ」これらは皆、思っているのではないでしょうか。

　いさぼうネットでは、平成６年度からの人件費単価を「測量」「地質調査」「設計」

に分けて調べて一覧表を作成しました。結構興味深い一覧表ができたと思います。

▽いさぼうネット「年度別設計業務委託等技術者単価表」

　この表を見ると特に「測量」「地質調査」「設計」の人件費がピーク時（平成１０年）

に比べてそれぞれ、２３％、１９％、１４％低下していることがわかります。

　また下がり方も緩やかになってきたどころか、まだまだ急激であることも伺えます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　MAX　　　　　　　　　　　　平成15年度

　測量業務平均単価　　・・・　34,550円（平成9年度）　　　　　26,767円　　　△23％

　地質業務平均単価　　・・・　30,467円（平成10年度）　　　　24,800円　　　△19％

　設計業務平均単価　　・・・　40,571円（平成9年度）　　　　　34,886円　　　△14％

（※各業務単価は、それぞれの職種の平均を取ったものです。－詳しくはページを

参考にしてください）

　いずれにしてもこの単価ダウンに、歩掛の低下、さらには電子入札に伴う落札

価格の低下など、われわれの受注金額が下がる要素は今後もかなりあります。

　単価が下がった分、みなさんのところではいろいろな経費節減等の対策をされ

ていると思いますが、具体的に何パーセントという削減目標を設定しにくい状況に

あるのではないでしょうか？

　ぜひ本表を一度見ていただき、より効果的な経費節減や業務改革計画の参考

としていただければよろしいかと思います。

▽国土交通省「平成15年度設計業務委託等技術者単価」

▽国土交通省「平成１５年度公共工事設計労務単価（基準額）について」

▽国土交通消「建設工事受注動態統計調査」

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