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『いさぼう技術ニュース』 http://isabou.net/ 平成15年8月21日号
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★ 速報!第42回日本地すべり学会 ★
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平成15年8 月19 日(火)〜22 日(金)、(社)日本地すべり学会 第42回研究発表
会が富山国際会議場大手町フォーラムで行なわれています。
特に今回は、「高速長距離土砂流動」、「地すべりの学術定義」という特別セッシ
ョンが設けられ、将来地すべり学会が担う社会的役割を感じ取ることができました。
特に地すべり学会会長 佐々恭二氏が挨拶で述べられたキーワードを紹介すると、
「少子高齢化」、「国際化」、「発展途上国の開発行為と斜面対策」、「都市部に
おける斜面災害」、「地すべりの定義」、「ソフトとハード」などがありました。
一見、よく耳にするキーワードではありますが、この変化の時代にこそ、地すべり・
斜面・法面の崩壊に関わる技術者よ、社会的な将来を見据え、社会的責任を
考える必要がある、負うべき責任は大きい、ということを言われたかったのだと
感じました。
ところで今回の論文発表の内訳は、以下の通りでした。
・事例報告 18件(地元を中心とした地すべり対策事例など)
・地すべり機構 18件(地下水とすべり面の強度定数に関わる研究など)
・斜面安定 17件(FEM、3次元安定解析など)
・学術定義 5件(定義、用語、地質・地形から見てなど)
・危険度判定 7件(AHP法を用いた方法など)
・高速流動地すべり 16件(築館町の事例、シミュレーションなど)
・対策 10件(押え盛土、杭工などの事例)
・地すべり調査計測 36件(地下水関連、写真測量、レーザー、GPS、光ファイバーなど)
・地すべり全般 10件(すべり面強度、ハザードなど)
論文数を見る限り今回の学会は、
@地下水関連が多い
A高速流動地すべり
B安定解析はFEM、3次元の時代へ
C新しい手法AHP法
などが特徴的といえます。
また会場は富山国際会議場ですが、発表会場同士も近く、動きやすいと感じました。
▽くわしくはこちら 「(社)日本地すべり学会 」
http://japan.landslide-soc.org/
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