いさぼうネット
こんにちはゲストさん

登録情報変更(パスワード再発行)

  • rss配信いさぼうネット更新情報はこちら

┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛

  『いさぼう技術ニュース』    http://isabou.net/  平成16年03月18日号

┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛

---------------------------------------------------------------

                ☆ 震度とマグニチュード ☆

---------------------------------------------------------------

 最近地震が多発しているようです。斜面防災関係者は何故か地震にも詳しい

という誤解?をされていることが多く、幅広い知識を持つ必要があるようです。

そこで今回は、『地震の「震度」と「マグニチュード」』について送信します。

■地震の「震度」と「マグニチュード」■

 地震が発生したとき、「震度」と「マグニチュード」を必ず耳にしますが、この両者

はしばしば混同されます。これらは整理できていますか?

 震度は、各地での揺れの大きさ(地震動の強さ)を示すものであり、一方、マグ

ニチュードは各地での揺れをもたらす根本での現象、それ自体(岩盤のずれ)の

大きさを示すものなのです。したがって、震度は1つの地震に対して震度の計測

地点数分だけ値が求まりますが、マグニチュードは当然1つだけです。

震度の値の範囲は0〜7、マグニチュードの値もほぼ似たような範囲になっている

ため、これも両者を混乱させる一因となっているようです。

 震度は、あらかじめ決めていた基準に基づいて、気象庁の観測員が地震の

揺れを感じると即座に震度を決めていました。ところが、この震度の欠点は、

震度を決めるに際して、個人の主観が入ることです。

また、家屋の倒壊率が30%以上あるかないかが、震度6と7の分かれ目になって

おり、倒壊率を調べた後でないと震度7が特定できないという欠点もありました。

 これを改善するために導入されたものが計測震度です。これは、震度を人間の

感覚ではなく、地震計で観測したデータを使って出そうとするものです。

以前は、揺れの感じや被害がこのくらいだったから震度がいくつと判定されて

いましたが、現在、気象庁から発表される震度は、震度計で観測した結果、

震度がいくつとなり、震度がこのくらいであれば、これくらいの現象や被害が想定

されます、となっています。

 次にマグニチュード(Mと略されます)とは、地震そのものの大きさを表す指標です。

その大きさは岩盤がずれた規模(その広がりやずれの量)に応じたものとなります。

しかし、通常、岩盤のずれは地下深くで生じるので、それらはなかなか求まりません。

そこで、地震の規模が大きければ大きいほど震央から一定の距離にある地震計の

針をより大きく振らすという、このことに基づいてマグニチュードを定義することになり

ました。

 具体的には、震央から100 km離れたところにある標準的な地震計で記録された

最大振幅の常用対数でマグニチュードが定義されました。これは、1935年に米国の

地震学者リヒターが提案したことです。現在、気象庁で発表されるマグニチュードも

このような考え方に基づいて決められています。

 ちなみにマグニチュード7.0の地震で放出されるエネルギー。これは、2×1015ジュ

ールとなり、広島型原爆の約45個分に相当します。また、マグニチュードが1大きく

なると、放出されるエネルギーは約30倍になります。

逆に、放出されるエネルギーが倍になるのは、マグニチュードが0.2大きくなったとき

です。この辺は何かの試験にでも出そうですよね。

 最後に、このようにして決めたマグニチュードにも欠点があります。

実は、非常に規模の大きな地震を表わしきれないのです。簡単にいってしまえば、

マグニチュード8以上の地震については、通常の地震計では、もはやその規模に

応じて針の振れが大きくなってくれないのです。

 

◆◇◆ 「いさぼうネット」についてのお問合せは ______________________________________________

土木情報サービスとレンタルソフトの融合

『いさぼうネット』

http://isabou.net/

〒921-8051 石川県金沢市黒田1-35

五大開発株式会社 いさぼうネット事務局

TEL.076-240-9587 FAX.076-240-9585

e-mail: info@isabou.net

________________________________________________________________________________________◆◇◆

Copyright(C) ISABOU. All Rights Reserved.