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  『いさぼう技術ニュース』    http://isabou.net/  平成17年03月17日号

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 昨日・今日と全国的に3月下旬から4月上旬の暖かな陽気が続き、豪雪を
記録した新潟県中越地方でも急激に積雪量が減ってきていると思います。

 国土交通省河川局砂防部保全課が平成17年1月13日に発表した、新潟県
中越地震により発生した斜面崩壊の発生状況のとりまとめでは、計3791箇所の
斜面崩壊が発生しており、そのうち362箇所が崩壊幅50m以上の規模の崩壊
でした。

 これらの雪の中に隠れていた被災斜面が融雪とともに顔を出します。
どのように変わっているのか・・・本格的な復旧に向けて詳細な地表踏査が
なされていくはずです。
 そこで今週の技術ニュースも先週に引き続き地表踏査のノウハウ情報を
お知らせします。

 皆さんは踏査の時にどんなルートで行いますか?地質屋さんであれば谷沿いを
歩くのではないでしょうか。(確か大学ではそう教えられたような気がします)
これは、一般に谷部は、流水などによる浸食で露岩していることが多いためです。
地質屋さんは慣例的に、谷部を歩き、谷部のルートマップを作ります。

 では尾根部の踏査は必要ないのでしょうか。いやいや、実は斜面の地質調査、
とくに地すべり調査では尾根まで登ることが重要なのです。それはなぜか?・・・

 また歩いていると露岩が極端に少ない現場もあります。このような時でも現地では
できる限りの情報をとらなければなりません。その方法とは・・・。

 また現地に崖錐堆積物を確認した時には、必ずその上にあるものがあります。
絶対に確認しておくべきそのものとは・・・。

今回はこのような切り口で、地表踏査についての情報ページを付加しました。
先週公開部分を踏まえ、是非参考にして地表踏査のエキスパートを目指してください。

▽「差がでる踏査の技術」ページはこちら
http://isabou.net/Convenience/Tool/tousa/index.asp

▽「差がでる踏査の技術」メニュー
・踏査の下準備と心構え
・ルートマップを作る
・樹木に着目する
   以上先週オープン
・谷を歩くか尾根を歩くか
・その地形の成因は?
・最後の手段−転石踏査
   以上今週オープン
 

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