いさぼうネット
賛助会員一覧
こんにちはゲストさん

登録情報変更(パスワード再発行)

  • rss配信いさぼうネット更新情報はこちら

┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛

  『いさぼう技術ニュース』    http://isabou.net/  平成17年04月07日号

┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛

 県全体では、3539箇所で1143億円! 新潟県中越地震での公共土木施設の
災害復旧事業費です。
 自治体別の内訳は県が693億円、市町村が450億円で、工種別の内訳は、
河川115億円、道路767億円、橋35億円、砂防施設31億円、下水道187億円、
公園7億円となっています。

 なんともすごい災害復旧事業費です。金額、箇所数ともに尋常な体制ではこなし
きれない数字です。大手各社は中越地区に新たな事業所を新設するなどの動きが
出てきています。
 復旧に対しては、新潟県土木部のページにまとまった資料があります。興味の
ある方はご覧になってください。

▽「新潟県中越大震災」による被害と復旧状況(PDFファイル、1.2メガバイト)
http://www.pref.niigata.jp/doboku/engawa/10_23/10_23dobokubu.pdf

 さて今回のいさぼう技術メールでは災害復旧にあたってのちょっと便利な情報を
お知らせします。

 まず1つ目の情報はカゴ工の情報です。災害が発生する地盤はほとんどと言って
いいほど軟質であると言えます。そして盛土尻やちょっとした土留めにはよくかご工
(ふとん籠工、蛇籠工、かごマット工)を使用します。
この時の設計方法ですが、河川護岸で用いるかごマット工と盛土に用いるふとんかご工
では設計計算が異なります。

 河川護岸でかごマット工を用いる場合は、設計流速によるチェックが必要となります。
1:0.5よりも緩い勾配で積んだ場合の適用範囲の流速は5m/s以下であり、急な場合の
適用範囲の流速は6.5m/s以下となります。主な設計外力は流水であり、「美しい山河
を守る災害復旧基本方針(全国防災協会)」に従い設計します。
 これに対して土留めとしてのふとんかご工では、設計外力は土圧になり、擁壁工と同じく
安定計算が必要となります。従来は専用のソフトはほとんどなく検討をメーカーに頼んだり
していましたが、最近は市販の簡単なソフトもでてきました。

▽簡単に計算できる ふとんかご工の安定計算ソフト
http://www.godai.co.jp/jpn/products/index_flame.asp?url=kago/index.htm


 また特に災害の場合、その緊急性から調査を納得できるまでできるケースは極めて
希です。このため設計は安全側安全側にしがちで、しかも常に不安感がつきまといます。
このような場合、対策工に計測システムを加えることによって上記問題は解消されます。
トータルコスト的にも合理的な手法ではないでしょうか。

 特に新潟県の場合、結構盛土部分の対策も多く、必然的に対策工は鋼管杭工が多く
なると思われます。計測システムの中には、杭の変位やかかっている荷重も簡単に
解析できるシステムもありますので、利用されてはいかがでしょうか。

▽杭の変位やかかっている荷重も簡単に解析できるシステム
http://isabou.net/sponsor/godai/gsm.asp

 

◆◇◆ 「いさぼうネット」についてのお問合せは ______________________________________________

土木情報サービスとレンタルソフトの融合

『いさぼうネット』

http://isabou.net/

〒921-8051 石川県金沢市黒田1-35

五大開発株式会社 いさぼうネット事務局

TEL.076-240-9587 FAX.076-240-9585

e-mail: info@isabou.net

________________________________________________________________________________________◆◇◆

Copyright(C) ISABOU. All Rights Reserved.