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『いさぼう技術ニュース』 http://isabou.net/ 平成18年09月21日号
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台風13号は、H.18.9.20 12時現在、西日本を中心に50件(広島県19件、愛媛県
2件、高知県3件、佐賀県24件、大分県1件、長崎県1件)の土砂災害をもたらしました。
▽土砂災害情報 台風13号の影響による土砂災害 (国土交通省砂防部保全課)
http://www.mlit.go.jp/river/sabo/h18dosya/typhoon13-09201200.pdf
被災された方には心からお見舞い申し上げるとともに、復旧関連に携わっておられる
斜面防災技術者の方々には是非頑張っていただきたいと思います。
今回のいさぼう技術ニュースは、このような災害復旧工事のためには必要不可欠な
全国防災協会の書籍を紹介します。
1冊目は「災害復旧事業における地すべり対策の手引き」です。平成18年5月に発行
され、価格は4,500円です。
地滑り現象の説明から、調査・解析・対策工・維持管理まで、災害復旧業務の一連の
流れに沿ってまとめられた手引き書です。価格は4,500円ですが、写真や図表が満載
のとてもわかりやすい構成となっています。また具体的な計算例なども提示されており、
特に地すべり系の災害には基本となる一冊です。
-----------------------------目次---------------------------------
1.総 説
1-1目 的
1-2災害復旧事業
2.地すべり現象
2-1地すべりの特徴
2-2地すべりの形態
3.地すべり調査
3-1地すべり調査の概要
3-2地形図の作成
3-3現地踏査と地すべり運動の推定
3-4地すべり運動の測定
3-5調査測線の設定
3-6調査ボーリングと観測
4.応急対策
4-1応急工事
4-2地すべり監視,避難体制
5.地すべりの解析
5-1すべり面の判定
5-2現状安全率の設定
5-3安定解析
6.対策工の検討
6-1対策工の検討
6-2計画安全率の設定
6-3対策工の計画
6-4抑制工の計画
6-5抑止工の計画
6-6その他の復旧工法
7.災害復旧工事施行後の地すべりの安定評価
8.施設の維持管理
8-1目 的
8-2施設の点検
8-3施設周辺の斜面および斜面周辺の土地利用等の点検
8-4施設の維持管理
<参考文献>
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2冊目は「災害復旧事業における「耐候性大型土のう」設置ガイドライン」です。平成18
年3月に発行され、価格は500円です。
河川・道路等の災害復旧現場において、応急仮工事や仮締切り等の資材として大型
土のうが多く利用されるようになってきていますが、存置期間の長期化等に伴う劣化
により、破損や転用困難な事例が数多く見うけられ、現場では大きな課題となっています。
このような現状を鑑み、災害復旧工事等における大型土のうの適切な設置と安全な施工に
資するため「耐候性大型土のう研究会」を発足させ、「設置ガイドライン」を取りまとめたものです。
500円というとても低価格な書籍です。
-----------------------------目次---------------------------------
1.定義
2.日的と適用範囲
3.『耐候性大型土のう」の性能
3-1 容量及び最大充てん質量
3-2 耐候性
3-3 強度及びつり上げ安全率
3-4 その他の性能
3-5 取扱説明書の明示
4.「耐候性大型土のう」の施工上の留意点
4-1 適用工事
4-2 積み段数と積み勾配
4-3 流水に対する安定性の確保
4-4 出来形管理
-参考資料-
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目次などで内容を確認し、是非この期に入手しておくことをお薦めします。
詳細はコチラ ⇒ いさぼう便利ツール 「知っていますか?お薦めの災害復旧参考書籍」
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☆ いさぼう今週の更新ページ ☆
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ここでは、今週の更新ページ(工法関連以外)をお知らせします。
■【企画書・提案書を書くヒント】−Story11.「文章少なめ、図版多用
」
1枚の図だけで2時間話しを続けた人がいるそうですが、五感から刺激される情報のうち、
大半が視覚からのもので、発せられている声が目を閉じた時と開けた時で違って聞こえる
という実験もあるくらいです・・・。
■【知取気亭主人の四方山話】−第169話「事故の波紋」
8月25日の深夜に起きた福岡市の「海の中道大橋」での交通事故が、多方面に波紋を
広げている。酔っぱらい運転の車に追突され、幼い子供三人が亡くなった痛ましい事故だ。
運転していたのが福岡市の職員だったこともあり、公務員の綱紀粛正と飲酒運転に対する
罰則強化が声高に叫ばれ始めている。
飲酒運転の危険性は改めて言うまでもないが、一向に減らない飲酒運転による事故を減
らす取り組みとして、既に数年前から厳罰化が進められてきた。2001年に危険運転致死傷
罪が新設され、2002年には飲酒運転の罰金も大幅に増額されたことにより、我々車を運転
する者は大いに注意を喚起された ... つづきはコチラ
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