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『いさぼう技術ニュース』 http://isabou.net/ 平成20年12月11日号
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★ 経験技術! 高所の現場透水試験に注意 ★
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今回はダムなどで実施される現場透水試験のうち、特に高所で実施する場合
の熟練技術者の経験談を紹介します。
ダムやトンネルの調査においては、水源から100m、200m、時には300m位の標
高差のところで現場透水試験をすることがあります。
当然、揚水ポンプは高揚程のものが要求されますが、往々にして試験者は揚
程の事だけ考えてポンプを選定し、場合によっては、二段構え等で計画し事
足りたとしています。
ところが、ポンプと言うものは、揚程の大きなものは容量が小さくなり、
容量を上げようと思うと揚程は小さくなります。揚程も大きく、容量も大き
なポンプとなると、通常調査などで用いられるポンプよりも一クラスも二ク
ラスも規格の大きなものを用意しなければならないことになります。
試験者は揚程の事だけで頭がいっぱいになるのか、容量のことが抜けてしま
っていることが多いようです。結果として試験対象岩盤の透水度が小さい場
合は小さい容量で送水しても圧力が掛かり、ある程度の試験にはなりますが、
透水度の大きい岩盤の場合は全量送水しても試験圧力が掛からないことにな
ります。
試験のデータは当然のように全量透水と言う表示がなされます。
しかし、全量透水とは言っても、水頭程度の圧力で、大して多くもない容量
が全量透水ということになるわけですから、結果は−5乗以上などという表記
になってしまいます。−4乗なのか−3乗なのか分からないのです。
試験の目的上、−3乗以上ということであれば一応試験の目的は達したとも言
えますが、−5乗以上では肝心なところが不明となってしまうことになります。
要は容量が小さすぎて、送水管の中が満流の状態、サチュレイトされた状態
で試験されていないと言うことなのです。
以前次のような事がありました。・・・・・・残り詳細はページで
このような話は市販の本などには書いてありません。
熟練技術者の経験談を読み、技術の深みを足すことも有意な方法と思います。
▽いさぼう『ためになる現場話』 第31話「高所での現場透水試験に注意」
http://isabou.net/index.asp?jump=/KnowHow/genba/index.asp
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☆ いさぼう今週の更新ページ ☆
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ここでは、今週の更新ページ(工法関連以外)をお知らせします。
■【知取気亭主人の四方山話】−第284話 「冬将軍」
http://isabou.net/index.asp?jump=/refresh/yomoyama.asp
世界に蔓延する不況風邪に晒されている影響なのか、業界全体が土砂降り
状態の仕事関係は兎も角として、なんだか私の調子もおかしくなって来た。
何をやってもどうも調子が今ひとつなのだ...
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システムメンテナンスのお知らせ
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下記の日程でウェブサーバーのシステムメンテナンスを実施いたします。
メンテナンス中は、当ページをご利用いただくことができません。
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【作業日時】: 2008年12月20日(土) 9:00 〜 17:00
【停止するサービス】: 「いさぼうネット」全ページの停止
【事由】: システムメンテナンスのため
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IP電話移行のお知らせ
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この度、弊社ではIP電話の導入に伴い、お問い合わせ窓口の電話番号を
下記の通り変更させていただくこととなりました。
(旧TEL)076-240-9587 → (新TEL)050-3385-3063
従来の電話番号は、2008年いっぱい併用いたしますが、
2009年よりご利用いただけなくなりますので、大変ご迷惑をおかけいたし
ますが、新番号への変更をお願いいたします。
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年末年始営業日のお知らせ
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年末年始の営業日につきまして、下記の通りご案内申し上げます。
●サポート終了日 : 平成20年12月26日 (金) PM17:00まで
●年始営業開始日 : 平成21年1月5日 (月) より 通常営業
ご迷惑をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
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