いさぼうが目指す４つの革命 - いさぼう技術ニュース

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　『いさぼう技術ニュース』　平成24年8月23日号
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                  ★　いさぼうが目指す４つの革命　★
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 来週8月28日(火)～8月31日(金)、札幌市で第51回(社)日本地すべり学会研究
発表会が開催されます。

 いさぼう（五大開発）も札幌を目指しますが、ブースに飾るパネルなどを
持っていく都合もあり、ほぼ毎年自動車で行きます。無論今年もですが、
当然フェリーを使わざるを得ず、これが結構行きにくいのです。
 経路はざっと以下のとおり。

　行き：金沢→（陸路）→新潟→（フェリー）→小樽→（陸路）→札幌。
　帰り：札幌→（陸路）→苫小牧→（フェリー）→仙台→（陸路）→金沢。

 片道に要する時間は30時間くらいかかります。
 こんな苦労をして札幌に行って何をするかですが、今回は、五大開発が現在
進めていること、考えていることなどをご紹介しようと思います。

 これまではこのようなことは企業秘として扱ってきましたが、今年の地すべ
り学会から全面的に公開し、ユーザの皆様とそれを共有し、方向を定めていき
たいと思っています。

 五大開発は金沢の小さな会社です。
 小さな会社ですが、常にこの世界を変えるくらいのインパクトのあるサービス
を創りたいと考えています。
 そして今、考え、進めているのが以下の４つの革命です。

【１：斜面安定計算の革命】
 従来の斜面安定計算は、対策工設置を前提として、Fs=1の時の計算をする
極限平衡法で行われてきました。ところが時代の変化で、対策工前提は無理と
なり、一方で豪雨、地震などで解析すべき条件は増え、結果、常時、豪雨時、
地震時に対する変形、変位量の算出が必要となってきています。
 今後求められるのは、従来の極限平衡法をあやつりつつも、不安定な地すべ
り、崩壊などに対しては、大変形も扱える解析法を取り入れる柔軟性のある
解析であり現状では存在しません。
 五大開発では、極限平衡法（安全率）と有限要素法（変位）の融合を実現し、
最適の解析プラットホームを開発しています。
 五大が感じるFs<1.00の世界を共有しませんか？

【２：計測データ表示の革命】
 調査から維持管理における全てのデータを4次元(3D+時間)で管理する純国産
のシステム構想です。
 調査では観測データを4次元表示、設計では対策工の効果を確認、施工では
情報化施工・予測シミュレーション、維持管理では監視からの危険度予測、
情報基盤としてデータの自動取得などを実現できるプラットホームを開発
します。

【３：地形情報提供の革命－「大地のＣＩＭ」】
 日本における地形情報は国土地理院が提供するもの・・・そう思ってはいま
せんか？
 五大開発はここに革命を起こします。
 国土地理院やＮＡＳＡなどのデータを集め、五大開発独自のアルゴリズムで
日本全土の立体地形を構築し提供を始めます。
 現在の国交省の土木工事では、計画から維持管理までの各段階におけるデータ
はその都度、ＣＤで引き継いでいますが、「Godai 3D Map」では、任意の位置
の多様なデータ集積や解析がワンストップで可能となります。
正に「大地のＣＩＭ」、国交省のＣＩＭの地盤側の受け皿を目指します。

【４：受注型土木ビジネスの革命】
 地質調査会社、建設コンサルタント、建設会社等の社内には多くの有用な
土木情報が眠っています。これらの情報は公共事業に伴うものが多く、
そのままでは売ることはできません。
 一方で、加工したり、集積したり、新たな価値観を生み出すことによって、
それは独自の著作権を得ることができ、販売が可能となります。
 そんな土木情報が売り買いされる場、それが土木情報市場です。
 どこまで加工すれば販売可能か？これには法律的知識も必要です。
土木情報市場では、IT系アドバイザー、権利系アドバイザー（弁理士）を
配備し、著作権に関するサポートなどを積極的に行なっていきます。
コンサルタントの新事業の支援できるプラットホームを開発します。

 学会にお越しの際は是非、五大開発のブースまでお立ち寄りください。

▽第51回(社)日本地すべり学会研究発表会について（(社)日本地すべり学会）
http://www.landslide-soc.org/2012sapporo/H24happyo_top.htm

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■【講習会情報】

『土木学会平成24年度全国大会・第67回 年次学術講演会』のご案内
 ［開催日］：平成２４年９月５日（水）～９月７日（金）
 ［開催地］：名古屋
 ［主　催］：(公社)土木学会

『土研新技術ショーケース2012 in 東京』のご案内
 ［開催日］：平成２４年９月１１日（火）
 ［開催地］：東京
 ［主　催］：(独)土木研究所

『改正土壌汚染対策法施工後の調査現場の現状と課題シンポジウム』のご案内
 ［開催日］：平成２４年９月１４日（金）
 ［開催地］：大阪
 ［主　催］：自然由来重金属類評価研究会

『グラウンドアンカー設計・施工基準、同解説講習会』のご案内
 ［開催日］：平成２４年１０月２６日（金）
 ［開催地］：東京
 ［主　催］：(公社)地盤工学会

▽詳細・お申し込みはこちら「講習会情報」
http://isabou.net/event/index.asp

■【資格ゲッター】－『のり面施工管理技術者資格試験』

東京会場変更のお知らせ：
http://isabou.net/education/norimen_sekou/menu.asp
東京会場が、当初予定の「砂防会館」から「都市センターホテル」に変更と
なっています。受験される方はお間違えのございませんようご確認ください。

■【知取気亭主人の四方山話】－第476話「日本人の中の公益性」
http://isabou.net/refresh/yomoyama.asp
 8月10日の建設工業新聞に、「被災地の土地問題で支援強化」なるタイトルの
記事が載った。内容は、3.11東日本大震災の津波被害によって発生した土地の
権利や境界など、土地にまつわる諸問題に対応するため政府が支援体制強化を
決めた、というものだ...