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『いさぼう技術ニュース』 平成25年7月4日号
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★ 被防護施設の重要度と捕捉率に関する情報 ★
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近年の落石対策工は、防護柵や防護網の改良によって、従来考えられていた
高エネルギーのものが対応できるようになってきています。
そのため、ロックシェッドの需要が少なくなってきましたが、また少し注目を
集める可能性があります。
今年1月に発刊された「防災・安全対策技術者のための衝撃作用を受ける土木
構造物の性能設計」(公益社団法人 土木学会)では、改めて性能設計の概念に
基づく構造物の耐衝撃設計法を取りまとめています。
今回、注目すべき点としては、捕捉率を明示した点です。
構造物の重要度ランクを3つ(最重要・重要・通常)に分類し、その捕捉率は
・最重要構造物の捕捉率:例えば99%
・重要構造物の捕捉率:例えば95%
・通常構造物の捕捉率:例えば85%
としています。
落石対策便覧で記載されている2mの跳躍量の根拠は、実験上の斜面で総落石
数の80〜85%という結果に基づいていますが、最近は、シミュレーション等で
捕捉率を証明するケースが増えてきています。
統計解析による信頼度(棄却判定)を考慮した場合でも、99%や95%の捕捉率
を防護柵などで確保しようとすると4m、5mを超えるケースも多くなり、防護工
の変形による影響や余裕高の設定方法によっては、防護柵では対応が難しく
なる可能性が高くなりそうです。
そうなると、道路全体を覆うロックシェッドのような工法が優位になる機会
が増えるといった予想です。
他にも性能照査や落石作用の設定方法についても述べられていますので、
この内容に興味がある方は、もう少し全体を把握する意味でも図書を一読され
ることをお勧めします。
もしかしたら、落石対策便覧の改定等に盛り込まれてくるかもしれません。
▽公益社団法人土木学会 刊行物案内
「防災・安全対策技術者のための衝撃作用を受ける土木構造物の性能設計
−基準体系の指針−」
http://isabou.net/forward/2013070401.asp
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☆ いさぼう今週の更新ページ ☆
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■【講習会・イベント情報】
『施工・維持管理に配慮した基礎構造物の計画講習会』
[開催日]:平成25年7月9日(火)
[主 催]:公益社団法人 地盤工学会
『第48回 地盤工学研究発表会』
[開催日]:平成25年7月23日(火)〜7月25日(木)
[主 催]:公益社団法人 地盤工学会
『最新・斜面緑化技術講習会(三重会場)』
[開催日]:平成25年7月24日(水)
[主 催]:日本特殊緑化協会
『グラウンドアンカー維持管理に関するシンポジウム』
[開催日]:平成25年7月30日(水)
[主 催]:独立行政法人 土木研究所
『地盤改良の調査・設計と施工 −戸建住宅から人工島まで−』
[開催日]:平成25年8月27日(火)
[主 催]:公益社団法人 地盤工学会
『第52回 (公社)日本地すべり学会研究発表会 および現地見学会』
[開催日]:平成25年8月28日(水)〜8月31日(土)
[主 催]:公益社団法人 日本地すべり学会
『地盤・耐震工学入門講習会』
[開催日]:平成25年9月20日(金)・21日(土)
[主 催]:公益社団法人 地盤工学会
詳細・お申し込みはこちらから
http://isabou.net/event/index.asp
■【知取気亭主人の四方山話】−第521話「不健康診断」
毎年、今頃の季節になると、会社の定期健康診断が行われる。何時ものこと
で特に気にする必要も無いのだが、前回の健康診断で「要二次検査」が出てい
るのに二次検査を受けていなかったり、検査の数値が悪かったのに医者に掛か
っていなかったり、あるいは体調が優れないでいたりすると、「悪化してはい
ないか?」とか、「もしかして重い病が見つかるのではないか?」などと、
心配しながら受けることになる...
http://isabou.net/refresh/yomoyama.asp
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