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『いさぼう技術ニュース』 平成25年7月11日号
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★ 国交省、詳細設計ミス防止策で赤黄チェック方式を採用か ★
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国土交通省は7月2日以降発注の業務で、詳細設計業務の図面作成ミスを減ら
す新たな取り組みを試行します。
その手法は、設計担当者以外の照査技術者が図面を確認する「赤黄チェック」
と呼ぶ手法です。当面は直轄事業の100件程度に導入し、効果について受発注
者の双方にアンケートを行い、次年度以降の適用拡大につなげるようです。
この赤黄チェックとは何なのでしょうか?
平成25年3月25日行われた「調査・設計等分野における品質確保に関する懇談
会」では以下のように説明されています。
▽赤黄チェック
設計図と設計計算書、設計図と数量計算書、相互の整合について、設計図、
設計計算書、数量計算書に赤書きで確認チェックマークを入れ、修正箇所は
黄色で消し、赤書により訂正(建設コンサルタント協会の「品質向上に係る
品質向上推進ガイドライン(GL)」の施策)。設計図不具合の主要因である
単純ミス(図面作成ミスデータ入力時の不注意・確認不足)を減らすために
有効。
照査の確実な実施(単純ミスの防止)は、照査体制を強化し、設計不具合の
主要因であるデータ入力時の不注意・確認不足による図面作成ミス(単純ミス)
を減らすことを意味します。
そして国交省が受注者に期待する具体的内容は以下の通りです。
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詳細設計業務の受注者は、照査について、確認・修正結果を設計図面、設計
計算書及び数量計算書に書き込み、それらを残す等、照査の根拠となる資料を
示すことができる照査方法で行うこととする。また、成果品納入時における
照査報告において、設計図面等における照査の根拠となる資料を示すことが
できるものを提示する。
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また照査については、受注者の責任において実施すべきものであるため、
ここでいう「照査結果の根拠資料を示すことができる照査方法」は、受注者の
任意の方法とし、発注者は指定していません。ただし、照査方法の具体例と
して、上記の「赤黄チェック」を参考として挙げているのです。
各コンサルタントは”受注者の任意の方法”を考える必要があります。
これによって業務成績評定点も変わりますし、照査技術者の配置やプロポ時の
評価も左右することになります。
まずは赤黄チェックの本質的理解ということが大切です。
詳しくは下記ページで
▽いさぼう通達、業界ニュース
「国交省、詳細設計ミス防止策で赤黄チェック方式を採用か」
http://isabou.net/Convenience/aviso/index.asp
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