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『いさぼう技術ニュース』 平成26年4月3日号
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★ 進まない大規模盛土造成地の滑動崩落対策 ★
国土交通省が対策の進捗状況を途中発表
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平成26年3月28日、国土交通省都市局都市安全課から「既存の大規模盛土造成
地の滑動崩落対策の進捗状況について」が発表されています。
「既存の大規模盛土造成地の滑動崩落対策」とは具体的に何の事業かご存じ
ですか?
阪神・淡路大震災や東日本大震災等において、谷や沢を埋めた造成宅地又は
傾斜地盤上に腹付けした大規模な造成宅地において、盛土と地山との境界面や
盛土内部を滑り面とする盛土の地滑り的変動(滑動崩落)が生じ、造成宅地に
おける崖崩れ又は土砂の流出による被害が発生しました。
東日本大震災で滑動崩落の被害を受けた宅地の多くは1970年代以前に造成さ
れており、宅地造成等規制法等の改正により技術基準を強化した2006年以降に
造成された宅地においては被害が発生していないことを踏まえ、既存の造成宅
地について大規模盛土造成地の有無とそれらの安全性の確認(変動予測調査)、
危険性が高い箇所の滑動崩落防止工事などの予防対策を早急に進める必要があ
ります。
この予防対策を進めるためには、地方公共団体が変動予測調査を実施し、
その結果を公表することで住民の滑動崩落被害に関する理解を深め、地方公共
団体等において危険箇所の滑動崩落防止工事を進めていくことが重要であり、
国土交通省では、この取り組みを支援するために、予算制度や調査方法の技術
的助言等を整備しておりますが、現状においては十分な進捗が図られていない
状況です。
このため、今回、全国の地方公共団体毎の大規模盛土造成地の変動予測調査
及びその結果の公表の進捗状況(平成26年1月1日現在)を取りまとめ、国土
交通省ホームページに掲載し、国民の皆様の宅地の滑動崩落被害への関心を
高めるとともに、地方公共団体毎の進捗状況の把握を容易にすることで、
各地方公共団体の取り組みの一層の推進を呼びかけていくこととしましたので
お知らせする、という内容です。
H26.1.1現在、大規模盛土造成地の有無等に関する情報をホームページで公表
している市区町村は全市区町村の4.4%にとどまっています。
平成26年度より、国土交通省は、
(1)地方公共団体等が行う滑動崩落防止対策の設計、工事に要する費用への
国費交付率を嵩上げ(公益性の高さ等が認められるものを1/4 から1/3に
嵩上げ)
(2)東日本大震災での宅地滑動崩落被害の検証結果(平成26年3月20日に公表済)
を踏まえた技術的助言の充実
(3)今回公表した「大規模盛土造成地の変動予測調査の実施状況及びその調査
結果の公表の進捗状況」について、3ヶ月ごとに更新して情報提供
等を通じて、地方公共団体の予防対策の取り組みを、より一層促進していく
こととしています。
技術者側からこの補助を利用した調査提案もいいのではないでしょうか。
▽既存の大規模盛土造成地の滑動崩落対策の進捗状況について(国土交通省)
http://isabou.net/forward/2014040301.asp
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