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　　　　★　腐食性環境下で採用するアンカーテンドンの選定と報告書の例　★
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　3月20日福岡県西方沖で地震が発生し、福岡・佐賀で震度６弱が観測されました。
特に玄界島で被害が出ている模様で、現地調査として家屋の急危険度判定や斜面判定
が急がれています。被災された方に心からお見舞い申し上げます。

　例えば玄界島のような周囲を海に囲まれた斜面にアンカー工を計画・施工する場合、
まず現地がどの程度の腐食性環境下であるかということが問題となります。

　地盤工学会基準「グラウンドアンカー設計・施工基準、同解説」によれば、腐食性環境
とは以下のようにまとめることができます。

・pH が低く、特に腐食速度は増大するpH4 以下の地盤
・比抵抗値が大きい地盤（100〜300Å・cm）
・嫌気性の硫酸塩素還元バクテリアが繁殖している地盤
・地下水中の遊離炭酸の多い地盤
・火山温泉地帯や工場地帯等での亜硫酸ガス、硫化水素が存在する地盤
・有機物の腐敗で生じるアンモニアが存在する地盤
・塩化物、硫酸塩、特に塩素イオン
・硫化物、無機酸や重金属等の有害物を多量に含む鉱山の廃滓、石炭殻工場廃液等が
　懸念される地盤

そしてこれらに適合する地盤は、以下のように考えることができます。
○火山温泉地帯
○工場地帯等
○沖積低地などで腐植土が多い地盤
○海岸付近の地盤
○ゴミ処理施設の近郊地盤

　このような地区でアンカー工を計画・施工しようとする場合、ただ二重防食の製品で
あればいいというわけではありません。きちんとした選定理由により適したテンドンを選定
しなければなりません。

　このような時に有効なアンカーが、ＮＭアンカー協会のＮＭグラウンドアンカー工法
です。本工法は新素材を用いた工法で、引張り材には、炭素繊維より線（CFCC）を使用
しています。またアンカー頭部には、ステンレスを使用しており、このため二重防錆なしで
海岸など腐食性環境下での使用が可能となります。

　いさぼうのＮＭアンカーのページでは、腐食性環境下での実験結果を踏まえた、重防食
地区のアンカーテンドンの選定報告書がダウンロードできるようになっています。またＣＡＤ
図面もダウンロードできます。ご確認ください。

またこの際、価格表などぜひ資料請求してみてください。

▽詳しくはこちら　「ＮＭアンカー協会」
http://isabou.net/index.asp?jump=/sponsor/nm-anchor/index.asp