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実施体制

必要とされる人材

 設計VE の検討プロセスにおいて、必要とされる人材の例をあげれば次表のとおりである。
 

実施Step 必要とされる人材(例)
機能定義 対象物に求められる機能(要求仕様)を理解している人材
機能分析 検討対象となる原設計を詳細に理解している人材
代替案作成 様々な観点からアイデアを提供してくれる人材
VE 審査 最終的な決定を下す人材
プロセス全体 VE の検討プロセスを理解し、VE 検討作業を支援する人材

 設計VE に参画するメンバー全員がVE の考え方、プロセスなどを理解していることが望ましい。そうでない場合は、VE の実施前にVE 専門家などから必要な説明を受け、VE 実施のイメージを共有化するようにする。 

実施体制

 設計VE の検討プロセスにおいて、位置づけられる関係者(例)は、以下のとおりである。

必要とされる人材(例) 関係者(例)
対象物に求められる機能(要求仕様)を理解している人材 発注者
検討対象となる原設計を詳細に理解している人材 ・発注者 原設計コンサルタント
様々な観点からアイデアを提供してくれる人材 ・発注者 原設計コンサルタント
原設計以外のコンサルタント
学識経験者
施工技術者
その他の技術者
最終的な決定を下す人材 発注者
VE の検討プロセスを理解し、VE 検討作業を支援する人材 建設VE 関連資格取得者

 「発注者」には、社会的に信頼され得る一定水準以上の技術力を有する技術者から知識、経験ともまだ浅く、十分な技術力を有していない若手技術者まで幅広くいる。一般論としては、一定水準以上の技術力を有する技術者をメンバーにすべきと思われるが、新たな発想を求めるという視点から、若手技術者もメンバーに加えることは有用である。
 

外部支援を受ける場合

■VE 検討組織に施工技術者の参加を求める場合
 設計VE においてVE 検討組織に施工技術者の参加を求める場合には、設計業務等受託者と資本、人事面等において関連があると認められる建設業者は、原則として、当該設計に係る工事の入札に参加させ、又は当該工事を請け負わせてはならないものとすることとされている。

■VE 検討を建設コンサルタントに委託する場合
 VE 検討を建設コンサルタントに委託する場合は、プロポーザル方式によることを原則としている。

■設計VE 実施後、再設計が必要となった場合
 基本設計着手後VE 及び詳細設計着手後VE における検討の結果、再設計が必要となった場合は、特別な場合を除き原設計者との契約内容を変更して再設計を行うことを原則としている。
 すでに基本設計又は詳細設計を完了した業務について、再設計が必要となった場合で、原設計者が実施することが必要不可欠と認める場合は、随意契約により原設計者が再設計を行う。

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