最近、Internet ExplorerやGoogleChromeに不明なアドオンがインストールされ、迷惑広告が表示される事例が起きています。ここでは、体験談なども踏まえ、アドウェアの削除方法について紹介します。
アドウェアのインストールと発見までの経緯
日頃、何かとお世話になるフリーソフト。
何気なく使えそうだとソフトウェアをインストールしていました。
そんなある日、Internet Explorerを開くと「警告!アイテムを検出しました。
すぐに消去することをお勧めします。」と激しくポップアップアラートが現れます。
そのすぐ下には「今すぐ消去」ボタンが・・・
 
典型的なアドウェアです。 ここでアドウェアの定義を確認してみましょう。
【アドウェアとは】
ユーザの画面に強制的に広告を表示させる代わりに、無料で利用できるソフトウェア。
ソフトウェアの操作画面に直接広告を呼び出して表示するものや、Webブラウザに「寄生」して一定の間隔で広告ウィンドウを表示させるものなどがある。
大別するとアドウェアは、スパイウェアの分類に区分されています。
スパイウェア ― アドウエア
|― ハイジャッカー
|― キーロガー
|― リモートコントロールソフト
|― DoS攻撃ツール
アドウェアの感染経路は、主にフリーソフトに付いてくるようです。
通常はソフトウェアに広告を表示する機能だけを持ったものもある。
そうしたアドウェアは他のソフトウェアとセットで配布され、そのソフトウェアが無償で提供される代わりに、ソフトウェアの起動中はアドウェアも動作するようになっている。

フリーソフトなどのインストール時にオプションインストールを聞いてくるときがあります。
初期値でインストールするになっていると、ついつい「次へ」「次へ」とボタンを押してしまうことがあります。
そうすると自分ではインストールしたつもりがなくとも、オプションでインストールされてしまいます。
さらに悪質になると、ブラウザハイジャッカーというものがあり、下記のような症状が出ます。
=ハイジャッカーの諸症状=
・スタートページやブランクページを書き換える。
・ツールバーを勝手に追加する。
・Webブラウザの検索エンジンを勝手に変更する。
・ブラウジング履歴を外部に送信する。
・ポップアップ広告を表示する (アドウェア)
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