このマニュアルの中には”検定”という作業が出てきます。これまで地すべり計測にはなかった概念です。
一方で測量ではこの概念が古くからあります。測量は、開発調査や公共事業に先立って行われるものであり、その成果の精度や内容如何は後続作業に大きく影響することから、精度確保等の面から技術管理が必要とされています。
このため従来から基本測量及び公共測量にかかる測量機器並びに測量成果、さらには電算プログラムの検定を、国土交通省を初め多くの地方公共団体、機構等について実施してきました。
ややすれば、孔内傾斜計に検定が必要か?と考えがちですが、孔内傾斜計も測量も同じ計測です。検定の概念は必然なのです。
|