検定・補正したい孔内傾斜計のデータを選択し、「補正・検定」ボタンをクリックします。 |
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検定・補正画面が開きます。先ず検討の対象深度を入力します。通常はGL-0.5mから上は測定値の信頼性がないことから、ここは0.5(m)を入力します。 |
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次に測定器の誤差判定基準値を入力します。この値は各メーカで設定されている値であり、マニュアルでも書かれています。「GGRAPH ver.5」では初期値として登録されており、「メーカー参考値」をクリックし、登録してあるメーカーを選んでください。
応用地質(株)製は標準偏差で、坂田電機(株)製は固有誤差で判定します。 |
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次に0点補正条件で使用する不動層とする区間を入力します。
不動層とする区間はボーリングデータから入力します。多い仕様としては”不動層5m確認”等があるのでその値を入力してください。ただ孔底から0.5mは精度が出ないケースもあり、その間は外すことも多いようです。 |
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マニュアルでは測定孔設置時に、A軸(X軸)方向の方位を測定することとなっています。深度が30mを超える場合は深度1mピッチの測定が必要としています。
この測定結果がある場合は □補正する をチェックし、データを入力してください。入力後「計算」ボタンを押します。 |
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条件を入力し終わったら上部のタブで結果を選びます。左上に計測日と検定結果の一覧表があり、その現在行(カーソル行)のグラフが右上BOXで見れます。また下部は現在行の各深度の検定値(固有誤差、固有偏差)が表示されます。 |
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検定で異常値がある場合は検定結果が「NG」となり、右下に異常内容が示されます。基本的にNGが出ている測定に関しては、測定作業などで誤差が出ていることも考えられるので、補正は控えた方が良いとされます。 |
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また右上の □0°側180°側別累積変位 をチェックすると0°側だけで作図したグラフと、180°側だけで作図したグラフを見ることができます。ここで赤と緑ラインがほぼ同じグラフとなる場合は測定計器は良好な状態と考えられ、補正しても問題ないとされます。一方0°側180°側別累積変位が著しく相違がある場合、補正は控えた方が良いとされます。 |
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検定結果は検定表として出力できます。この機能はプリンタ出力しかありません。 |
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検定を終え補正する場合は □補正有無にチェックをつけます。補正値が作成されます。 |
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0点補正、ねじれ補正、解析値のタグで各深度の計算値、補正値を見ることができます。また0点補正表、解析表の出力が可能です。出力はプリンタおよびEXCELデータが可能です。なおこの解析値でグラフを書きます。 |
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全ての作業が終わると、補正した「解析値」でデータ出力します。(補正の作業をしても生データは変わりません。生データは残しておく必要があります)
「補正結果で新規データを作成」ボタンをクリックしてください。 |
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