先ずしきい実効雨量の計算方法を選定します。
地盤変位しきい実効雨量(地盤伸縮計か多層移動量計)か水位上昇しきい実効雨量かを選定します。水位上昇しきい実効雨量の場合、変位の判定方法として「前日からの差」か「期間最高水位からの差」を選定できます。これまでの解析経験上どちらの選定が良いかについては現場によって異なるようですので、それぞれ試してみるのもよいでしょう。
次に解析に使用する地盤伸縮計(孔内水位)と”変位あり”と判定する変動量を選定・入力します。
変動量については、「地すべり地下水排除工効果判定マニュアル(案)」での事例では、変位データは0.1mm、水位データは、0.1
m/日、0.5
m/日、1.0
m/日が示されています。ただこれらについては、地域、期間などの差があることから、本システムはこの他の値の入力も可能としていますので、トライアルしつつ、適合性の高い解析をしていただきたいと思います。
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