累積変位図のグラフの形状からの判断 |
累積変位図のグラフの形状が含まれている誤差の特徴によりいくつかのパターンに区分し、判断します。「GGRAPH ver.5」で孔内傾斜計姿図を作図し、視覚的に判定してください。詳しくは、「地すべり地における挿入式孔内傾斜計計測マニュアル」
を参照してください。
パターン1 傾倒・形状相似型 |
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パターン3 湾曲型 |
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パターン2 S字状型 |
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パターン4 区間傾倒・形状区間相似型 |
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パターン6 せん断・形状型 |
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パターン5 傾倒・形状相似型 |
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「地すべり地における挿入式孔内傾斜計計測マニュアル」から引用 |
固有誤差値による検証 |
固有誤差値による検証は、「GGRAPH ver.5」で専用機能があり、検証できます。
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検定条件を設定します。 検定の対象深度は通常GL-0.5m〜孔底までとします。
誤差判定基準は、応用地質 製は標準偏差で、坂田電機 製は固有偏差で補正します。 |
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検定結果を確認できます。また検定表として印刷できます。 |
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0°側180°側別累積変位図による検証 |
0°側180°側別累積変位図による検証は、「GGRAPH ver.5」の専用機能で確認できます。
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0点補正の可否の判定 |
0点補正の可否の判定は以下の5点で行います。
@ガイド管の根入れ部が、原則として不動層に5m 以上あること
A固有誤差値のばらつきが判定基準値以下である
B累積変位図の不動層区間の傾倒が、原則として10m あたり換算2mm 以下であること。
C累積変位図の不動層区間の湾曲がないか、あっても微少であること
D累積変位図の形状が、以前の測定結果と比較して相似形であること
このうち@、B、C、Dは視覚的に判定します。Aについては前項目で判定しています。
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0点補正による補正 |
0点補正による補正は、「GGRAPH ver.5」で専用機能があり、検証できます。
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区間変位図、3D鳥瞰図などによる検証 |
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「GGRAPH ver.5」では、孔内傾斜計の補正済データを、独立行政法人土木研究所提供のEXCELマクロに出力し、3D表示することができます。 |
「土木研究所 累積変位鳥瞰図作成ソフトver2.1 から」 |
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