■3次元安定解析法を採用した場合に増加する経費■
3次元安定解析を実施しようとした場合、2次元でのデータをそのまま使用することになりますが、特に両サイドのデータを新たに付加する必要があります。また当然解析費は2次元と比べ高くなります。概念的には調査・解析・設計費が1.5倍程度になると考えられます。
■3次元安定解析法
を採用すると縮減できる経費■
縮減できるコストは工事費です。先の試算では地すべりの形状によって異なりますが、必要抑止力ベースで14〜50%低減することができます。このまま工事費が比例して減少するわけではありませんが、必要抑止力の7割、つまり10〜35%のコスト縮減が期待できます。
■トータルコストは■
例えば100,000,000(1億円)の工事を実施する場合のコストを試算します。
解析手法 |
調査・解析・設計費 |
工事費 |
トータルコスト |
2次元 |
5,000,000- |
100,000,000- |
105,000,000- |
3次元 |
7,500,000- |
80,000,000- |
87,500,000- |
したがって15%程度の縮減効果がえられる試算となります。 |