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簡易3次元安定計算
主な簡易3次元安定解析法
■3次元安定解析法■
複数断面による解析法
w近似的な三次元効果の評価 (ラム・フィットマン)
地塊による解析法
w元々のHovland
土木研究所のHovland
吉松先生のHovland法 (修正Hovland法)
国土防災のHovland法(拡張Hovland法)
鵜飼先生のHovland法(Hovland水中重量法)

 

Hovland法の問題■
 
 Hovland法は地すべり土塊を四角柱で、地すべり運動方向は既知であるという仮定の下で計算します。したがって調査・解析時に設定した主測線方向に動くことが前提となります。しかし調査測線の設定は当然ボーリング調査前ですので、そこまでの精度はなく、移動方向に対する概念が2次元解析と同等程度に極めて曖昧であるのです。
 特に地形改変や対策工を考慮する場合にはかなり精度の悪いものとなります。

■修正Hovland法■

 修正Hovland法は地すべり土塊を三角柱で、最小の斜面安全率を示す測線方向が地すべり運動方向であるという考えで計算します。つまり角度を変えいろいろな方向にすべる安全率を照査し、最も安全率の低い方向にすべるという結果を与えます。
 その結果、例えば側面部の地形改変を受けた場合などには当初とすべり方向が違ってくるといった解析も可能となるのです。また適切なアンカー工などの計画も可能となってきます。

 

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