泥岩

■鑑定のポイント■

 ・黒、グレー ・泥の固まり ・粒は見えない

■説明■

石は丸い形をしていることが多く小石の表面はなめらかになっていますが、くぼみや、割れた痕が残っていたり、割れ目があったりします。粒はぜんぜん見えません。小石はまっ黒い色をしていて、模様はありません。割れ目には白い脈が入っています。

この石は砂粒よりはるかに細かい粒()がたまってできたものです。このように細かい粒がたまる場所は、ふつうは砂がたまるところより沖合の海底です。薄片にしたとき、しま模様が見えるのは泥がたまるときに炭質物の混じる割合が少しずつ変わったことと、泥のなかをほって上下する底に住んでいる動物がいなかったせいか、たまったままの状態がそのまま保持されていることをあらわしています。また、しま模様がうねっているのは、たまった泥がしっかり固まるまえに、少しすべったのかもしれません。

この石は鉱物組成からみると変成作用を受けていて、粘板岩あるいはスレートとよぶようなものです。しかし、泥がたまったようすが残っているので、もとの性質から泥岩としてあります。このように多くの岩石が二重の性質をもっています。


 

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