2010年12月7日 |
地すべり、崩壊、土石流などは、自然現象のうち雨量が最も影響するといわれています。防災技術者としては、現場で現在どのくらいの
雨が降っているのか?またそれだと被害がどの程度なのかを的確に把握している必要があります。
ここでは雨量と感覚について簡単にまとめた表を作成しましたので参考としてください。
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時間雨量が20mm/hを超える場合、または24時間連続雨量が80mmを超える場合は、災害申請の対象となります。
時間あたりの降雨量 |
実際の状況 |
5mm〜10mm/h |
すぐに水溜りができ、雨音がよく聞こえる |
10mm〜20mm/h |
雨音で話が聞こえないことがある、長雨の場合災害の警戒が必要 |
20mm〜30mm/h |
下水があふれ、小河川が氾濫することがある。がけ崩れの危険性 |
30mm/h以上 |
バケツをひっくり返したような豪雨、危険箇所は避難準備
危険と思ったら自主避難 |
大雨警報と大雨注意報 |
発令の目安 |
大雨注意報 |
大雨によって災害が起こるおそれがあると予想される場合。
3時間雨量が40mm、1時間雨量が20mmを超える場合。 |
大雨警報 |
大雨によって重大な災害が起こるおそれがあると予想される場合。1時間に40mm(延べ100mm)、3時間に80mm、24時間に150mmを超える場合。 |

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