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シリーズコラム 「社会を支える人工知能」 |
【第10回】 誰でも使えるAIのサービスを試してみよう!
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今回は、面白いAIのサービスを2つ紹介させていただこうと思います。この2つは、ユーザ登録も不要で画像をアップロードするだけで簡単に利用できるサービスです。
1つ目は、マイクロソフト社が公開している「CaptionBot」というサービスです。これは、アップロードした画像をAIが解析して、その画像のキャプションを生成するサービスです。現在は英語と中国語のみ対応となっているみたいです。
「CaptionBot」
https://www.captionbot.ai
試しに、いさぼうネット内の画像で試してみました。出力のキャプションとして英語であるため、日本語に変換するためにGoogle翻訳(https://translate.google.co.jp)を利用しました。この翻訳でもAIが利用されています。
図1 CaptionBotの結果
1枚目の写真では、ドローンをオートバイ(Motorcycle)と認証していますが、芝生を草と認識されていることには驚きました。2枚目ではスマートフォンをコンピュータと認識しています。確かに、スマートフォンもコンピュータなのですが、ここではスマートフォンと答えてほしかったなと思います。
2つ目は、Preferred Networks社の「PAINTSCHAINER」というアップロードされた線画に対して着色するサービスです。
「PAINTSCHAINER」
https://paintschainer.preferred.tech
早速、PAINTSCHAINERで着色してみましょう!
今回試した線画は、いさぼう君とニャンちゃん、そして、X95君です。
図2 3種類の線画に対する着色
いさぼうネットを代表するキャラクターのいさぼう君はダークサイドに行ってしまいました…なんとしても、元のいさぼう君に戻ってもらわないといけません。
ニャンちゃんは顔と体の色が分かれてしまいましたが、太陽は認識したみたいですので赤みがかっています。
そして、X95君です!ご覧の通り、すぐにでも利用できそうなクオリティで着色されています。顔を認識しているみたいで肌色になっています。髪の色は若干グラデーションがありますが、いさぼう君とニャンちゃんと比べれば違和感はありません。
どうも線画のクオリティが関係してそうです。人間がAIに忖度して線画を描けば、ちゃんと着色されるのかもしれません。
今回は、誰でも利用できるAIのサービスを紹介しました。ここで紹介したもの以外にも色々とAIのサービスはありますので、皆様も気軽に試してみてはいかがでしょうか。