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『今年もご愛読ありがとうございました』

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   2005年12月27日

 いよいよ今年最後の四方山話となったが、恥ずかしながらまずは前話の間違いのお詫びと訂正をしたい。今年の豪雪を、「……暖冬どころか以前経験した“ゴーロク(1956年)豪雪”並みの寒冬になりそうな気配だ」と表現したところ、お二人の方から『1956年ではなく昭和56年のはずですよ』とご指摘を頂いた。『言われて気づく何とやら……』で、ご指摘のとおり「昭和56年」が正しい年だ。私も経験しているはずなのに、なるべく西暦で書こうという意識が強すぎたのかも知れない。読者の皆さんには間違えた情報を提供してしまった。この場を借りてお詫びと訂正をする次第です。

 今年の年末は思いも寄らぬ寒波が列島を襲い、南国の鹿児島や高知でも積雪を記録し各地で12月の記録を塗り替えるほどの大雪となっている。低温やシケなどによって収穫量が落ちていることに加え、この大雪で空の便や列車、高速道路など各地の交通機関が乱れているため、野菜や魚など生鮮食料品が高騰している。折角のおせち料理も一品少なくなりそうな気配だ。 穏やかな年末年始となってもらいたいと願っているが、なかなか上手くいかないものだ。
 さて、今年も残すところわずか4日となった。アッという間の一年間であったが、振り返ってみるといろいろな出来事がよみがえってくる。今年最後の四方山話ということで、昨年に続き拙い狂歌で一年を振り返ってみたい。

想定を うち(内)とそと(外)とで 使い分け カネと話題と 人気も博す

 昨年楽天の三木谷氏と野球への新規参入を争った“ホリエモン”こと、ライブドアの堀江貴文氏が今年も話題を振りまいた。「ニッポン放送株を巡ってのフジテレビとの攻防」や「参議院選挙への出馬」など、彼に関する話題に事欠かなかった一年だったが、選挙運動期間中のニュースを観ていると意外と中年の女性に人気があったような気がする。“ホリエモン”から国民的アイドルの“ドラえもん”が連想でき、安心感を与えるのかもしれない。彼が事あるごとに発した「想定内(外)」は、「小泉劇場」と共に2005年の流行語大賞に選ばれた。

イトカワと 遥か彼方で ランデブー 星の謎持ち 帰れハヤブサ

 2003年5月に打ち上げられた惑星探査機の「ハヤブサ」が、二年半もの長旅の末に地球から約3億kmも離れた小惑星「イトカワ」に無事たどり着き、「着陸、試料採取、そして地球へ帰還」という壮大な任務に挑戦した。トラブル続きの中で何度かスケジュールが変更され、やきもきして注目していたが、11月26日二度目の挑戦で無事着陸に成功した。日本の科学史上に輝かしい一歩を記す快挙となった。ただ、試料の採取に成功したかどうかは今のところ不明のようだ。また、エンジンのトラブルによって姿勢制御が出来ない状態になっており、この修復のため地球への帰還は当初予定されていた2007年6月から2010年6月に変更された。修復がうまくいくか心配であるが、なんとしても成功させてほしいものだ。

耐震と 言われて買った 自慢の我が家 俺もやりたい ローンの改ざん

 とんでもないことが行われていたものだ。姉歯元一級建築士の構造計算書改ざん発覚に端を発した耐震偽造事件は、当初予想されていたよりも遥かに多くのビルが強度不足であることが分かり、被害は更に広がる様相を呈している。しかも、厳しく行なわれるべき建築確認の審査がノーチェック状態であることも明らかになってきた。 建築コンサルタントの総研やヒューザー、あるいは木村建設などが今回の不正行為にどのように関わっていたのか、国会での参考人質疑を聞いていると色々な疑念を持ってしまう。そして、「同じようなことが全国で行なわれているのではないか」という建築業界全体に対する不信感さえも抱いてしまう。

実力と 笑顔が魅力の 愛と藍 サーとおへそで 話題をさらう

 今年一年を表す漢字として「」が選ばれた。「卓球のアイちゃん」や「ゴルフのアイちゃん」の活躍、黒田さんと紀宮さんとのご結婚など「愛」に関する明るい話題が多かったことが選ばれた理由らしい。昨年選ばれた「災」よりもずっと良い。
 特に卓球の愛ちゃんは、卓球の実力もさることながら魅力的な笑顔と達者な中国語で中国国内でも多くのファンをつかみ、冷え切った日中関係に一筋の光明として見事なピンポン友好を成し遂げてくれた。政府関係者も見習ってほしいものだ。

ワンワンと 迎える犬(戌)に 鳥(酉)が発ち おとぎ話に 託す正夢

 迎える年は戌年である。花咲か爺さんのおとぎ話ではないけれど、裏の畑で鳴くポチが小判を見つけてくれたように、戌年の来年は何か良いことが起こりそうな気がしてならない。そのためには正直に、真面目に働かなければならない。
 冗談はさておき、今年は昨年に比べると景気が良くなったと言われているが、地方の中小企業にとってはまだまだ厳しい状態が続いている。来年こそ中小企業も元気が出るような力強い景気回復を期待したいものだ。

 最後の四方山話も拙い文章になってしまいましたが、本当に今年一年ご愛読ありがとうございました。ご愛読していただいている皆様にとって来年が良い年になりますように、そしていさぼう会員皆様のご多幸とご健勝を祈念して、四方山話2005年の締めとします。  

【文責:知取気亭主人】

     
    

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