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『冬将軍』

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2008年12月10日

世界に蔓延する不況風邪に晒されている影響なのか、業界全体が土砂降り状態の仕事関係は兎も角として、なんだか私の調子もおかしくなって来た。何をやってもどうも調子が今ひとつなのだ。暫く前からこの四方山話の調子も冴えないし、体の調子も……だ。先日は、500mlの缶ビール2本と(恐らく)4合程度の日本酒で二日酔いになってしまった。二日酔いになること自体が記憶にないくらい久しぶりのことで、しかもいつもであれば考えられない程の量でスッカリ酩酊してしまい、その上記憶が飛んだ。挙句の果ての二日酔いだ。升々(?)自信が無くなってきた。

そういえば、最近とみに弱くなってきたのか、若いときは酒を飲んでも顔色を変えることなく飲めたのに、暫く前から時々顔が赤らむ様になっていた。今回の兆候が既に表れていたのかも知れない。ただ、そんな話をしようものなら、間髪入れずに「体調ではなくて、もう歳なのよ!」の鋭い外野の声が聞こえてきそうだ。よくよく考えれば確かにそうなのかもしれないが、そう端的に指摘されると意地でも認めたくない。尤も、そんな意固地なところが歳を取った証拠なのかもしれない。

 

さてさて、そんなくだらない戯言はさておいて、12月に入りグンと冷え込む日が多くなってきた。先月下旬に大粒の霰が降った後は比較的気温が高かった金沢でも、12月7日の朝になってうっすらと雪が積もり、今冬二度目の積雪となった。例年に比べるとやや早いような気がする。月曜日には気温も氷点下まで下がり、どうやら本格的な冬の到来らしい。この分だと、今冬の冬将軍はかなり目立ちたがり屋な上に暴れん坊の猛将ではないか、と警戒している。できれば"雪かき"などという重労働は御免蒙りたいし、――こんなときには年寄りぶって――体力の衰えた老体を苛めないでもらいたい、と切に願っているのだが……。

しかし、そんな肉体労働さえ我慢すれば、雪景色とはなかなか乙なものだ。"雪見酒"などと洒落て、チョッと一杯やりたくなる景色でもある。皆さんは如何かな? どれ、冬将軍がおとなしい将軍であることを祈りつつ、7日の朝に撮ってきた雪景色の写真でも見ながら衰えた肝機能を鍛え直してみることにするか!

 


うっすらと雪化粧した甍の波


卯辰山の菖蒲公園

   


雪景色の中の紅葉が美しい


手前の竹に積もった雪が寒々としている

   


灰色の空と雪景色、山道の静寂、墨絵の世界


鶴が飛んでいるようで美しい

 

紙面の関係上6枚だけ掲載させてもらったが、雪化粧した甍の波や人気のない公園、あるいは車の往来がない山道の雪景色など、どれも風情があって私は気に入っている。特に最後の1枚は、ことのほか美しく撮れたと一人悦に入っている。他の5枚から1時間ばかり遅れて撮ったものだが、空の色がまったく違うことに気がついていただけると思う。それまで白黒だった世界が、たった1時間ほどの間に総天然色に変わったのだ。北陸でも、これだけ劇的に天気が変わるのも珍しい。それだけ、今冬の冬将軍は"気まぐれ"なのかもしれない。

【文責:知取気亭主人】

 

 

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