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知取気亭主人の四方山話
 

『睡魔が襲うのは歳のせい?』

 

2009年4月22日

とうとう、巡り巡って、60年ぶりに生まれた干支に還ってきた。若いころ「えらい年寄りだな!」と秘かに思っていた年齢に、とうとうなってしまったのだ。平均寿命が60歳に届かなかった遥か昔の時代には、「無事還暦を迎えることができた」とお祝いをしたほどの目出度いことなのだが、男性でもやがて80歳が平均寿命になろうとしている日本のこの長寿社会では、悲しいことに祝う気持ちの前に老後の心配が先に立ってしまい、「お目出度い」と喜んでばかりはいられない。

考えてみれば、私より20、30年も前の先輩たちが還暦を迎えたころと比べると、今の時代は随分と世知辛い世の中になってしまった。あのころの日本は高度成長期とも重なり、"厚生年金会館"や"グリーンピア"、あるいは"かんぽの宿"の建設と、親方日の丸がせっせと民業を圧迫し、税金を湯水の如く使ってくれた時代だった。厚生年金も手厚く、勿論公務員の共済年金も手厚く支給され、その上今よりも税負担が軽かったこともあり、還暦と同時に定年退職しても、それなりに老後の生活を送ることができていた。ところが、野放図に税金を使ってくれたお陰で、湯水は今にも涸れそうだし、負担も増えている。しかも腹立たしいのは、「俺たちの使い方が悪かった。もう一度みんなで使えるよう、湯水が出るようにするから勘弁してくれ!」と責任を取る奴が出てこないことだ。しかも、責任を取らないどころか、自分たちの失敗は棚に上げて、「湯水が出るようにするには、あなた達国民が金を出す必要がある」と一番手軽な方法を取ろうとする。減るばかりの湯水を見せられ、挙句の果てに「責任は取らないが負担はしてもらう」など先の暗い、手前勝手な話を聞かされては、還暦を心底祝う気分になれないのも当然だ。

 

しかし、そんな愚痴ばかりを言っても仕方がない。ということで、目一杯"第二の青春"を謳歌しようと思っているのだが、少々気になることがある。どうも眠りのリズムが狂っているようなのだ。勝手な素人判断によれば、「睡魔の魔力」に罹ってしまったようなのだ。緊張しているせいか会社で仕事をしているときや客先で商談しているときはそんなこともないのだが、休日に「自宅で仕事をしよう」などと殊勝な心がけでパソコンの前に座ると、途端に激しい睡魔に襲われる。18日の土曜日もそうだった。大概午後の3時か4時頃にやり始めるのだが、座って5分も経たないうちに睡魔が襲って来た。

そしてその睡魔の魔力たるや物凄く、良く退屈な授業などを聴いていると眠くなるが、そんな生易しい眠気ではないのだ。眠くて、眠くてどうしようもなくなってしまう。兎に角、目を開けているのも勿論、椅子に座っているのもままならなくなるのだ。身体を横たえないと倒れこんでしまうような錯覚さえ覚え、結局睡魔に勝てず布団にもぐりこみ昼寝を貪ることになる。眠たいときに眠れるのは幸せなことなのだが、大した理由もなく昼寝をするなど数年前には考えられなかったことだ。寄る年波には……の類なのだろうか! 尤も、昼寝と言うからには大した時間ではなく、長くて40、50分、短ければ15分ほどの睡眠だ。

短い時間でもグッスリ眠れるお蔭か、目覚めはすこぶる快適なのだが、原因が思い当たらない。十二分とまではいかないまでも、睡眠時間として平均7時間は取っている。したがって、寝不足から来るものではないような気がする。それとも、寝ても、寝ても疲れが取れない、効率の悪い睡眠をしているのだろうか。それとも……。いやいや、誓って、休日だからといって明るいうちから酒を飲んでいるわけでもない。ところが妙なことに、休日に限って症状は現れる。しかも繰り返しになるが、その眠気の激しさが尋常ではないのだ。いったい何が原因なのだろうか? お年寄りが日向ぼっこをしながらうたた寝をしている、そんな長閑(のどか)な光景と同じ現象ではないか、と不安がよぎってしまう。

 

インターネットで調べたところによると、激しい睡魔に襲われる病気としては、ツェツェバエが媒介する「眠り病」なるものがあるほか、歩いている時や食事中、あるいは電話の最中でも寝てしまう「ナルコレプシー」と呼ばれる病気があるそうだが、私の症状はそこまでひどくない。どうやら、本格的な治療を必要とする、所謂「病気」、ではなさそうだ。かといって原因が分からないままでは気色が悪い、ということで症状が出たときの条件を必死になって思い出してみた。

すると、睡魔に襲われるときの共通した条件が見えてきた。どうやら長時間、太陽の下で体を動かした日に限って襲われており、18日の土曜日も「町内一斉のドブ掃除」ということでタップリと半日、外で作業していた挙句だ。紫外線の浴び過ぎなのだろうか。しかし、よくよく考えてみると、それだけではないことも直ぐにぴんと来た。やはり、酒が絡んでいて、前日に楽しんだ酒の量が少しばかり多いのが重なると、てきめんだ。昔に比べると大した量ではないと思っているのだが……。

こうして素直に振り返ってみると、"飲み疲れ"も含めた"体の疲労"が、激しい睡魔に襲われる大きな要因のようだ。しかし、これしきのことでは堪えなかった昔のことを思うと、やはり「寄る年波には…」の感も否めない。もうこうなったら体力増強を図るしかない。よしっ、"スーパーじーじ"に向かって頑張るぞ!

【文責:知取気亭主人】

 

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