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2009年5月20日
16日の土曜日、約半年振りに、気が置けないご近所さん達と、酒と料理を持ち寄っての"わいわいがやがや酒宴"を楽しんだ。酒宴といっても飲兵衛ばかりが集まる宴会でなく、奥さんや小さな子供も参加して「おしゃべり+食事+お酒」を楽しむ、洒落た言い方をすれば所謂「夕食会」だ。今回は、大人が男女夫々6人ずつの計12人、その中に可愛らしい幼稚園児が1人混じり、総勢13人が参加しての賑やかな宴会となった。年齢で言えば、3歳から74歳までと大変幅が広い。
そもそも夕食会を開くきっかけになったのは、我々の班を含めた三つの班から町会の三役を出す話し合いをした5年前に遡る。三役の経験がある私がその場を執り成したのが縁で、お隣のSさんと向かいのHさん、そして我が家の3軒で、年に2、3回、会場持ち回りで集まるようになったのだ。開催時期は不定期だ。今回も会場は我が家と決まっていたのだが、開催は4月に結婚した息子夫婦の町会デビューも兼ねさせてもらったため、半年以上も間が開き今の時期になってしまった。
6時半ごろから三々五々集まりだし、丁度7時開宴となった。酒は義理の弟から祝いの酒としてもらった日本酒とHさんご持参の白ワイン、そしてSさんご持参の芋焼酎、さらには還暦用に我が家で5年間寝かせ都合10年古酒となっている予定の泡盛、そして缶酎ハイと、種類だけは盛りだくさんだ。生ビールも用意をしたのだが、「まずは日本酒から行こう」ということで、結婚式以来ひと月以上も冷蔵庫で密かに出番を待っていた一升ビンの封を切り、酒奉行が取り仕切って宴会のスタートとなった。
「酒」とくれば、当然のことながら次は「料理」のご登壇だ。酒に負けず劣らず、こちらの品数も中々のものだった。家内を筆頭とする女性陣の頑張りで、チーズを餃子の皮で包んで揚げたチーズ巻揚げ、ジャガイモとベーコンの炒め物、ロールキャベツ、大根サラダ、ハマチのナメロウ、牛のタタキ、豆ご飯のおにぎり、材料と名前が不明の炒め物、そして後で紹介する2品を加えて、都合10種類もの料理が見事に並んだ。これだけ並ぶと目だけでも楽しめる。勿論、見るだけではなく味も堪能したのだが、その中で特に"酒のつまみ"としてお勧めの料理が、紹介する2品だ。言い方を変えると、「私のお気に入りの料理」ということになるのだが、飲兵衛の皆さんには必ず気に入って頂ける筈だ。是非"マイつまみ"のレパートリーに入れて頂きたい。
まず1品目は、「キュウリとセロリのあっさり漬け(?)」だ。キュウリとセロリを長さ3、4センチの"拍子木切り"にし、軽く塩を振ってなじませた後、酢を軽く振りかける。そしてこれが味噌なのだが、味噌ならぬ"摩り下ろしたニンニク"を混ぜ合わせれば出来上がりだ。これを冷蔵庫で冷やしておけば、夏のビールのつまみとしても最高だ。1本余分に飲めること請け合いだ。
知り合いの中国人から教えてもらった料理で、ニンニクの香りが食欲をそそり、我が家では定番の"つまみ料理"の一つになっている。サッパリしていて、尚且つキュウリとセロリのシャキシャキ感が堪らない。なお、キュウリ2本に対しセロリ1本――葉っぱは他の料理に使いこのあっさり漬けには入れない――程度の割合で、塩と酢、ニンニクは好みに合わせて使ってもらえばよい。いたく簡単な料理だ。ぜひお試しあれ!
2品目は、多分「砂肝の塩コショウ炒め」だ。こんな書き方をすると、なぜ「多分」などが付くのだろう、と訝しく思った方も多いことだろう。実は、この料理はS家の奥さんが持参してくれたものなのだが、材料を友達に預けて作ってもらったとかで、残念なことに料理の名前も調理方法も知らないという。したがって、「多分」を付けざるを得なかったのだ。ただ、材料として「砂肝」を持っていったことだけは間違いないという。食べてみると確かに砂肝だ。間違いない。
名前と調理方法が不確かなのは兎も角として、これがまた美味しいのだ。コリコリとした歯ごたえと塩コショウの絶妙のバランスが、これまでの砂肝のイメージを一新させてしまった。前述の1品目が"草食系のつまみ"とすれば、こちらは"肉食系のつまみ"で元気の源を食べている感じだ。しかも、砂肝は低カロリーで高蛋白な食べ物らしい。それに加えて「美味しい」とくれば、飲兵衛にとっては何よりだ。
さて、作り方だが、あまりに美味しかったので、早速インターネットで調べてみた。いくつか作り方が載っていたが、宴会の翌日に早速我が家で実践したレシピを紹介しよう。

調理前の砂肝 |

砂肝の塩コショウ炒め |
最初に、左の写真に写っている白い部分(筋?)を削ぐように切り落とす。次に、ひと口大に切り、塩と胡椒で下味をつける。これをごま油で炒めるのだが、途中で日本酒を加えてこれがなくなるまで更に炒め、完成だ。妻は、炒める前に茹でてあるのではないか、との感触を持ったようだが、確かにインターネットには茹でた後に炒めるレシピも載っていた。こちらの方が、炒める時間が少なくて済み、色も黒くならなくて見た目もきれいなのかも知れない。テレビドラマからの無断借用ではないけれど、流石"主婦の勘"だ。
でも良く調べてみると、茹でるかどうかは別にして、どれも塩コショウ味で炒めるのを基本にしており、これにニンニクやネギを加えたりピリ辛味にしたりしている。好みに合わせてご自由にどうぞ、ということだ。兎に角、一度食べてみなはれ! 頬っぺたが落ちますぞ!
【文責:知取気亭主人】 |