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知取気亭主人の四方山話
 

『ワールドカップ』

 

2010年7月14日

サッカーのワールドカップ南アフリカ大会が、スペインの初優勝で幕を閉じた。優勝国こそ私の期待したブラジルでもアルゼンチンでもなかったが、それでも今回は最後まで興味が失われることは無かった。早々に興味が失せた前回のドイツ大会とはえらい違いだ。やはり自分たちの国が活躍してくれないと駄目なものだ。そういった意味で、最後まで興味を持たしてくれた最大の功労者は、"思わぬ"と言っては失礼だが、大活躍してくれた我が日本チームだ。

知っての通り、日本が優勝したわけでもないのだが、ワールドカップ開催前に行った幾つかの親善試合の結果からは想像できないほどの活躍をし、多くの日本人に感動と勇気を与えてくれた。兎に角、世界の強豪を相手に本当に良く戦ってくれた。岡田監督の言っていた「四強」に残ることは残念ながら叶わなかったが、見事一次リーグを突破し、決勝トーナメントに進出してくれた。

正直、組み合わせが発表された時点で、一次リーグ突破は難しいだろう、と思っていただけに、まさに快挙だった。カメルーンに勝ち(1―0)、優勝候補のオランダに善戦(0―1)したあたりから、「ひょっとしたらやってくれるのではないか」の期待も有ったにはあったのだが、それを現実のものにしてくれたのだから凄い。しかも、決勝トーナメント進出を決めた対デンマーク戦では、3点も取っての快勝(3―1)だっただけに、胸の空く思いもさせてくれた。

残念ながらパラグアイ戦ではPK戦で涙をのんだが、テレビの前で何度歓喜の雄叫びを上げたことだろう。少々オーバーかもしれないが、これまでの国際試合で数え切れないほど流した溜息を一気に消し去ってくれた、と言っても過言ではない。お陰で、久し振りに日本国中が歓声に沸いた。そして何と言っても、「やれば出来る」との思いを、後に続くサッカー少年たちに植え付けた功績は、極めて大きい。岡田監督やスタッフ、そして選手の皆さん、本当にお疲れ様でした。

  

ところで、日本サッカー協会には、2015年までにFIFAランキングでトップテンに入る、という約束があるそうだ。今大会開催時の日本のFIFAランキングは45位であったから、トップテンに入るためには、実に35ヶ国も追い抜かなければならない。当然の事ながら、FIFAランキングが上位ほど強いということになるのだが、では32ヶ国が出場した今大会では、トップテンチームはどういう結果になっただろうか。次の表を見てみよう。

  

  

トップテン10チームの内、実に9チームが本戦に出場していることが分かる。出場できなかったのは、9位のクロアチアだけだ。しかも、本戦に出場した9チームの内、5位のイタリアと10位のフランスがまさかの一次リーグ敗退となったが、残り7チームは順当に決勝トーナメントに駒を進めた。実力どおり、といったところだろうか。では、次にその後――決勝トーナメント――の結果を見てみよう。

  

  

見ての通り、8強の内5チームが、岡田監督が目標にした4強では3チームがトップテンだ。そして、決勝に残ったのは、2位のスペインと4位のオランダだった。こうしてみると、"やはり"と言うべきだろうか、ワールドカップで優勝を争うにはトップテンに入っていることが必要である、とは確かに言えそうだ。そういった意味では、日本サッカー協会の約束は、あながち的外れではない。後は"くじ運"と"コンディション調整の善し悪し"が勝敗を分けることになる。それと、内紛で世界を唖然とさせてしまったフランスには申し訳ないが、チームの団結力、つまりチーム力も勝敗の鍵を握っていると言える。

それもあってか、組織力で強豪国に健闘した今大会の戦いぶりを見て、日本チームに対する海外メディアの評判がすこぶる良い、と聞く。フランスとは対極にあるということか。どちらにせよ、誉められるということは嬉しいことだ。その評判を評判だけに終わらせないよう、これからも我々に勝利の美酒を味わわせてもらいたいものだ。それを重ねていけば、トップテン入りも決して夢ではないし、「四強」に残ることは勿論、優勝のトロフィーを手にすることも夢ではなくなる。ガンバレ日本!  

【文責:知取気亭主人】

 

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