いさぼうネット
賛助会員一覧
こんにちはゲストさん

登録情報変更(パスワード再発行)

  • rss配信いさぼうネット更新情報はこちら
知取気亭主人の四方山話
 

『雪の置き土産? ―其の二―』

 

2011年2月16日

日本時間の11日、遥か離れたエジプトの地で、30年もの長期にわたって支配してきたムバラク政権が崩壊した。一方、我が日本では国技と称してきた大相撲の八百長問題が吹き荒れ、テレビ業界にまたとない話題を提供している。また、九州では噴火を再開した霧島連山の新燃岳が、一向に衰える様子を見せることなく今も噴煙を上げ、周辺住民に深刻な被害を与え始めている。そんなこんなで色々な出来事が我々の周りを駆け巡っているが、そういった話題はメディアにお任せするとして、四方山話は今回も身近な話題でご容赦願いたい。

再び冬の話題、前話の続きである。と言っても、あれからも大雪が降り続いている、というわけではない。ただ、雪が珍しい地方の方達に披露したい写真を撮ったので、今回は写真を中心に話を進めたい。

 

まず、最近の雪の状況だが、前回ビフォー&アフターとして紹介した我が家周辺の道路の雪は、豪雪が報じられている東北地方や山手の皆さんには申し訳ないが、お陰様で殆ど無くなった。ただ、@、Aの写真のように、雪捨て場となっているところ、或いは日当たりの悪い屋根や家の周りには、まだそれなりに残っている。

 

@駐車場の雪捨て場(2月11日)

A日当たりの悪い屋根の残雪(2月11日)

  

Bアルミスコップの先

C左角の拡大写真

 

 

写真@の雪捨て場の手前が、私が借りている駐車場である。11日に、雪捨て場のスペースと駐車スペースを確保するため、3時間ほど掛けて周りを綺麗にしたのだが、積もって時間が経ったものは表面が凍結していて、アルミのスコップでも突き刺すのに結構力がいる。そして、そういった作業を繰り返していると、写真@の中央付近に写っているスコップもそうなのだが、先端が折れ曲がってしまう。それがB、Cの写真だ。

降っている時はふわふわとしていて扱いやすいように見える雪も、圧縮されたり凍ったりしていると固くなってしまい、力一杯やってもなかなか突き刺さらない。それを無理矢理繰り返していると、アルミスコップなど簡単に曲がってしまうのだ。ましてや、プラスチック製のスコップなどは、直ぐに壊れてしまう。雪国では、こういった除雪道具を買い揃える費用などが、少なからず個人的出費として発生する。勿論、道路を管理する地方自治体の除雪費用もばかにならず、石川県内の市町でも当初予算を大幅にオーバーした、との報道が確か先月には既に流れていた。このように、見た目には綺麗な雪も、降りすぎるとそれでなくても困窮している地方財政を圧迫する要因の一つになってくる。石川県に限らず、今冬の大雪で当初の除雪予算を大幅に上回っている自治体は、費用確保に頭を悩ませている筈である。

 

しかし、雪もそう悪い置き土産ばかりをする訳ではない。農地は雪に埋もれることによって病害虫の発生を抑えられるし、春には豊かな水をもたらしてくれる。しかも、この豊かな水によって、夏の水不足を防ぎ、美味しいコメや酒など我々の食卓も豊かにしてくれる。そして、場所によっては、或いは“雪の利用の仕方”によっては、大きな観光資源にもなる。

私が住む金沢も例に漏れずで、雪化粧した石川門や武家屋敷など歴史的建造物は、特に趣があって美しい。一押しの観光スポットだ。勿論、兼六園も、である。ということで、「雪の置き土産」の締めとして、また「土産」の意味を込めて、兼六園の冬景色を紹介する。

 

11日、仕事で帰省していた長女が、友達と無料開放されていた兼六園に行ってきた。その時撮ってきたのが下の写真だ。地元に居ながら私はまだ行ったことが無いのだが、ライトアップされている“雪吊り”や“ことじ灯篭”がとても美しい。残念ながら、雪そのものは闇に隠れて見えない。しかし、“雪吊り”は雪が降ることを前提に毎年作られるもので、今の時期にしか見る事が出来ない。そういった意味では、「雪の置き土産」と呼ぶに相応しい景色だと思っている。僅か2枚だが、どうぞ堪能していただきたい。そして、実物を見に、どうぞ金沢においでまし!

 

日本最古の噴水

雪吊りとことじ灯篭

 

【文責:知取気亭主人】

 

Copyright(C) 2002- ISABOU.NET All rights reserved.