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知取気亭主人の四方山話
 

『復興への槌音は何時?』

 

2011年3月23日

11日に発生した地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますと共に、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。そして、行方不明の皆さんが一日でも早く無事救出されることを願っています。

  

東北関東大震災発生から約2週間が過ぎた。死者・行方不明者は2万2千人を超え、悔しいことに戦後最大規模の自然災害となってしまった。想像を絶する被害だ。日を追うごとに亡くなった方の数は増え続けているのに一向に減らない行方不明者の数は、津波被害の凄まじさを物語っている。NHKテレビによれば、阪神淡路大震災の時の一週間後の行方不明者は51人だったというから、22日の時点で未だに1万3千人を超えている今回の被害がいかに凄いかが分かる。しかも、行方不明者の数は家族などからの届け出があった人だけで、これ以外に警察への安否確認の届け出がでていない人が2万人を超えているのではないかとも言われている。一体どこまで被害者は増えるのだろうか。そして、一体いつ復興への槌音が響くようになるのだろうか。

また、日本のみならず世界に恐怖と不安をばら撒いている原発の被害も一向に収まる様子はなく、決死の覚悟で対応している東電職員や自衛隊員、東京消防庁隊員に称賛の声が上がっている一方で、政府と東電の対応に非難の声が広まっている。聞こえてくる初動のまずさやお粗末な失敗からすれば非難も分からないでもないが、今はそんな事よりも一分一秒でも早くコントロールできる状況にすることだ。そして、圏外退去を強いられている地域の人々が一日でも戻られるようにすることだ。非難や責任の追及はそれからでも遅くない。兎に角、一刻も早く安全宣言を出してもらいたい。圏外退去を命ぜられた近隣住民ばかりでなく、全国民がそれを祈っている。

  

ところで、多くの人々がそう考えているように、被災地域の人々の為に一体何ができるのだろうか。この四方山話を書きながら考えてみた。

取り敢えず募金はできる。家内や子供たちも積極的に取り組むと言ってくれ、これまで貯めてきた小銭に我々夫婦と子供たちのお金を足して、僅かばかりだが家族として募金することに決めた。お金は、いくら有っても有り過ぎることは無い。そういうことから言えば、売名行為だと言われようが構わず、有名人にはタップリと募金してもらいたいものである。また、復興は長期戦になることが避けられない状況であり、単発に終わらせることなく息の長い支援が必要と考えている。そういったことも踏まえ、年末に再び支援できるように、これから暫く募金貯金をするつもりである。

その他に、政府からの呼びかけがあった節電、ガソリンや灯油の使用を控えることも可能だ。また、必要以上の買い物をしないこともそうだ。ニュースでは「被災地以外で大量買いに走る人達がいる」と報じている。品不足と値上げへの不安から買いだめに走っているのだろうが、そんなに不安がる必要は全くない。もう少し冷静に行動してもらいたいものである。そんな人達がいる一方で、次のような心温まる話もある。カーラジオから流れて来たのだが、「被災地のことを考えたら買い過ぎたことが恥ずかしい。必要以上の分を戻します。代金は義援金に使ってください」と買った商品を戻しに来たお客さんがいた、というのだ。心温まる話だ。こういう話を聞くとホッとする。まだまだ日本も捨てたものではない。

  

さて、それ以外に出来ることとして、できる限り被災地産の商品を買い、経済活動を応援することも可能だと考えている。昨年パソコンを買い替えた時に、日本経済を応援する意味で日本製にこだわって買ったのだが、これと同じことをしようと思っている。被災地はどこも壊滅状態で、果たして地域産業が成り立っているのか微妙なところではあるが、近隣地域の経済が元気になれば、それだけ復興の日は近くなると信じている。特に農産物や海産物、あるいはそれらの加工食品を中心に購入することが、必ず支援に繋がる筈だ。兎に角、少しでも元気になってもらいたい。

ただ、放射能に汚染された農産物の出荷が制限されている地域も出始め、原発問題の長期化による暗い影が広がりを見せている。出荷制限ばかりではない。放射能濃度が上昇していない周辺地域の風評被害も深刻化しつつある。商品が市場に出せなくなってきているのだ。商品が市場に出なければ支援もできない。やはり、一日も早い解決が必要だ。そうしなければ、支援もさることながら、周辺地域の農業・漁業の復興は益々長期化することになる。そして、被害地域が拡大していく恐れさえある。そんな長期化や拡大は、何としても避けてもらいたい。それは万人の思いでもある。

  

しかし、地震発生から既に10日が過ぎたというのに、被害の全容すら把握できていない。行方不明者が一向に減らない中で、これを書いている僅か2日の間にも被害者の数は増え続け、22日夜のニュースでは「死者が9千人を超えた」と報じている。また、テレビに映し出されている被災地の状況は、被災直後と殆ど変わらないように見える。それだけ被害が甚大だと言う事だ。一日も早い復興を祈らずにはいられない。

【文責:知取気亭主人】

 


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