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知取気亭主人の四方山話
 

『復興財源をどう捻出するか?』

 

2011年4月20日

「30兆円とも40兆円、あるいはそれ以上とも言われている東日本大震災の復興財源をどう調達するか」が、やっと議論され始めた。招集が遅きに失した感がある“復興の全体像を議論する”「復興構想会議」の議長は、14日の初会合で「震災復興税」の創設を提案したという。また、それと呼応するかのように、菅首相は消費税の増税を軸に検討する意向を固めた、と報じられている。また、「復興宝くじ」の発売も視野に入れているようだが、これだけでは到底足りない。巨額の復興財源を確保するためには、何らかの対応が必要なのは明らかだ。そこで今回は、私が考える「復興財源の捻出策」を取り上げたい。「調達」ではなく「捻出」としたのには理由があるのだが……。

 

捻出策の第1は、「櫂より始めよ」ということで、国会議員の削減を提案したい。衆参合わせて722人の議員数を、半数以下の350人にする案だ。議員報酬や歳費、そして3人の公設秘書費用など、一般的な国会議員に対して“凡そ7千万円”が支払われているという。議長とか大臣になると別の報酬が支払われているから実際にはもっと多くの費用が掛かっているのだが、費用に見合うだけの働きをしているとはとても思えない。そこで「グッと減らしてしまえ」という事なのだが、単純計算で議員数が722人から350人になると約505億円が245億円となり、最低でも260億円が捻出できる。3月28日に成立した「歳費を50万円、6ヶ月削減する」という、「国会議員歳費減額特別法」による僅かな捻出より余程名案だ。しかも、時限付きでない分、長期に亘って復興財源に充てることが出来る。すぐにでも実施してもらいたいものだ。

 

第2は、国会議員削減に合わせて、政党助成金も削減する案だ。現在、人口1人当たり250円が徴収され、約317億円が政党に助成されている。政治活動を税金で賄う必要があるのか甚だ疑問でもあるのだが、改めてこう書いてみると、驚くべき金額だ。共産党の市田議員が提案しているように本当のところはゼロにしたいのだが、それは次の段階として、第一段階として100円にしよう。すると、凡そ127億円に削減でき、これで190億円が捻出できることになる。インターネットによる選挙運動を解禁すれば、その程度の助成でも十分だと思うのだが……。

 

第3も、国会に関するムダを削減して費用を捻出する方法だ。以前にも四方山話で書いたが、国会議員ばかりでなく国会に努める職員の数が明らかに多すぎる。常勤だけで凡そ4千人も働いているというのだ。国会議員1人当たり5人以上にもなる。これを思い切って、4分の1の1千人にしよう。国会図書館館長のように3千万円以上貰っている人もいるようだが、平均給与を5百万円と仮定すると、4分の1にすることで200億円が50億円となり、150億円も捻出できる。これも無駄だとすれば……、腹が立つ! 冷静になれば、ここまでの国会絡みのムダを削減するだけで、537億円を捻出できたことになる。私が復興に必要だと思っている40兆円には届かないが、大きな金額だ。と言うよりは、実は我々一般市民にすると、「国会絡みで大きな無駄がある」と思っているのだ。しかし、不足分を補うためには、まだ捻出策を練らなければならない。

そこで、第4の捻出策として、すでに政府も表明している高速道路関係料金の見直しを挙げたい。「休日の上限千円」の料金割引や「高速道路無料化の社会実験」を即刻中止することだ。16日の朝日新聞朝刊によれば、政府が予定していた「平日上限2千円」の見送りと「千円上限」を合わせて約2,500億円、さらに「無料化社会実験」で1,000億円、都合3,500億円が捻出できる。凄い金額だ。これは即刻実施してもらわねばならない。

 

さて、国会絡みの削減と合わせ、ここまでで凡そ4千億円捻出できた。しかし、これでもまだまだ足りない。このままでは、10年続けたとしても4兆円にしかならない。仮に復興に10年掛かりその費用が40兆円だとすると、1年間に必要な復興費用だけで4兆円と巨額なのだ。つまり、第4の捻出策までを実施しても、まったく足らないのだ。では、どうやって後の不足分を捻出するか。

そこで苦渋の選択ではあるが、消費税の税率を上げることを第5の策としたい。税率1%で約2.5兆円の税収となるというから、2%で5兆円増収の計算だ。食料品や医療費、教育費に関しては今の税率に据え置くとすれば、3〜4兆円位にはなるのではなかろうか。何パーセント上げるかは大変難しいところだが、早期に復興を成し遂げるためには、どうしても消費税アップが必要だ、と思うのだが如何だろうか。ただし、目的税化することが条件ではあるのだが……。

それは兎も角として、消費税アップに関しては「消費税アップの前に行政の無駄取りが必要だ」との意見が以前から根強いが、そういったことによる捻出は、この際の財政健全化に役立てもらう必要がある。それ位の政治家の思い入れがあっても不思議はない。確か、前総理大臣がお母さんから譲ってもらったお金が相当な額だったのだが、義援金中にその鳩山さんの名前が聞こえてこないのは、何か不都合があるのだろうか?

【文責:知取気亭主人】

 


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